お知らせ一者応札改善方策

一者応札・応募の要因分析と改善方策(物品・役務等)

はじめに

 平成21年7月16日付け,21文科高第6319号による文部科学省高等教育局通知に基づき,本学においてもより一層適正な契約に取り組むため,一般競争入札や企画競争を実施しても結果的に一者応札・応募となった契約について,その要因の洗い出しと分析を行い改善に向けた方策を策定したので,これを公表いたします。

(参考)文部科学省が行った『一者応札・応募』に関する調査結果[PDF]

一者応札・応募の要因

 本学が平成20年度に行った一般競争契約(特定調達契約を含む。ただし工事契約は除く。)について調査をした結果,対象となる契約54件のうち一者応札となった契約は26件(約48%)であった。
 この26件について分析を行った結果,入札等を辞退したと思われる理由は全て「受注できる見込がない又は履行の確実性がない」であった。

改善方策

 上記一者応札・応募の要因を踏まえ,大分大学ではより競争性を増すための方策として,以下の措置を講ずる。


改善策1:競争参加者の積極的な発掘等


 公告等をして入札等への誘引を行っても,供給者側の関心が薄く,競争参加者が少数(特に1者)と予想される場合は,入札等の可能な他の供給者の参加を促すため,積極的に競争参加者の発掘に努める。
また,現在公告等の学内掲示,文部科学省ホームページの調達情報サイトへの公表を行っているが,本学ホームページの調達情報サイトへも公告等を公表する。


改善策2:十分な公告等期間の確保



 現在,公告等の期間は,企画競争方式も含め契約事務取扱規程第9条により一般競争の公告期間を原則10日以上(政府調達協定の対象となるものは原則50日以上)としており,適切な期間を確保している。しかしながら,より競争性を確保するため自主的措置として,総合評価落札方式及び企画提案書を提出させる企画競争については,21年11月より原則20日以上の公告等の期間を確保する。


改善策3:適正な実績要件等の設定



 実績要件等を求めるものに関しては,合理的な理由がない限り要件を付さないよう徹底する。





【略語表】
「入札等」・・・・一般競争における入札及び企画競争における応募
「公告等」・・・・一般競争における入札公告及び企画競争における募集
「仕様書等」・・・一般競争における入札仕様書及び企画競争における募集要項等