（事項１）経済産業省「平成27年度貿易投資促進事業（制度・事業環境整備）ベトナム消化器系がん検診システム普及支援事業」 ベトナム人医師受入研修，及びブロードバンド遠隔医療システムを介した消化器内視鏡のライブデモンストレーション

　本学医学部消化器内科学講座(村上和成教授) が取組んでいる「ベトナム消化器系がん検診システム普及支援事業」 は，2013年から3年間の予定で行われている経済産業省委託事業で，一般財団法人海外産業人材育成協会が実施しています。日本消化器内視鏡学会，ベトナム消化器内視鏡学会の支援のもと，ベトナムにおける早期胃がんスクリーニング方法の教育・指導を目的としています。
　平成27年度研修コースとして，昨年度に引き続き，ベトナム人医師を受入れます。この研修コースは，胃がん早期発見のための診断技術，および内視鏡治療についてベトナム人医師に紹介することにより，診断スキルの向上とベトナムにおける胃がん検診システム普及に貢献することを目的としたものです。
　今回はさらに研修の一環として，大分大学とベトナム国内の主要病院5か所とを高速インターネットで接続し，内視鏡検査・治療を中心とした医療手技をライブ配信します。受信側では現地医師が待機し，大分大学から配信される内視鏡手技映像を，リアルタイムで表示しながら意見交換を行います。
　なお，本研究は本邦における遠隔医療教育の拠点である，九州大学アジア遠隔医療センターの技術的サポートを受けて行われます。

（事項２）女性医療人キャリア支援センター開室1周年記念 講演会

　本学医学部附属病院女性医療人キャリア支援センターの開室1周年を記念して，記念講演会を開催します。
講師には，３人のお子様それぞれに育児休暇を取得された経験を持つ徳倉 康之（とくくら やすゆき）氏（ＮＰＯ法人ファザーリング・ジャパン理事／株式会社ファミーリエ代表）を招き，「パパの笑顔が社会を変える～共に働き共に育てる～」というテーマで講演を行います。