お知らせ平成30年度 第4回 学長記者会見

平成30年度 第4回 学長記者会見

日時
2018-0726
場所
大分県庁県政記者室
平成30年度 第4回 学長記者会見

(事項1)オープンキャンパス2018 開催

 平成30年度(2018)大分大学オープンキャンパスを8月10日に開催します。
 実際にキャンパスを訪れ,教職員や学生に触れ合うことで,本学への進路選択の一助となるよう,高校生,保護者を対象として毎年開催するものです。旦野原・挾間両キャンパスで学部ごとに概要・入試のほか,気になる卒業後の進路などについて説明を行います。また本学教員による模擬授業も行います。

開催日:平成30年8月10日(金)
開催場所:旦野原キャンパス(教育学部・経済学部・理工学部・福祉健康科学部)
     挾間キャンパス (医学部医学科・医学部看護学科)

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(事項2)高校生に向けて ~高大接続「チャレンジ講座」にて北野学長による授業を実施

 大学で学問を学ぶ楽しさを高校生に伝えることで,進路選択の道標を提供することを目的として毎年本学が行っている「チャレンジ講座」において北野正剛学長が授業を行います。
 本講座において,昨年度初めて北野学長が特別授業として高校生に対して授業を行いましたが,今年は通常の理系チャレンジ講座の一つとして「外科の歴史と先端外科医療」と題して,日本に初めて外科医療を導入し,16世紀に大分府内に病院を開いたルイス・ド・アルメイダについて紹介し,以降,外科医療がどのように発展してきたかを話します。
 さらに,外科医として,先端医療に取り組んで来た経験を元に,高校生とともに将来の医療について考える授業を行う予定です。
 「チャレンジ講座」では,地方における高大接続教育システムの実現にとって最大の課題である距離の壁を克服するため,平成21年10月に経済学部において「高校生のための特別講座」として開始され,翌年には「文系チャレンジ講座」,「理系チャレンジ講座」に改称し,全学的な取組として実施されました。現在は県内13の高等学校に遠隔配信(TV会議システム)機器を設置し「同時双方向型」の授業を実施しています。
 今回は遠隔配信だけではなく,本学へ来学し,直接北野学長の授業を受ける高校生もおり,配信先の高校生とともに熱気あふれる授業が期待できます。
 また,これまで外科医療に関する講座は例がなく,チャレンジ講座初登場のテーマで授業が実施されます。

開催日時:平成30年9月19日(水)16:30~17:30
開催場所:経済学部203教室(旦野原キャンパス)

(事項3)大分大学ブラック・ジャック セミナー 開催

 実体験を通じて医師の仕事をより良く理解してもらうことで,青少年の医療への関心を高め,将来の自身の進路を選定する際の一助となることを目的に,社会貢献活動の一環として,大分県内の高校生を対象にした,「ブラック・ジャック セミナー」をジョンソン・エンド・ジョンソン社との共催により開催します。
 何よりも尊い「人の命」を救う医師の仕事に触れ,一人でも多くの生徒が,将来の日本の医療を支える医師を志すきっかけとなることを願っています。
 ブラック・ジャック セミナーとは,ジョンソン・エンド・ジョンソン社と全国の医療機関との共催により実施している子どもたち向けの手術体験セミナーです。
 同社の社会貢献活動の一環として,子どもたちに医療に興味を持ってもらうために2005年7月に「キッズセミナー」を実施,2011年には「ブラック・ジャック セミナー」に名称を改め,全国で実施しているものです。
 同セミナーは2017年度末時点で300回以上実施しており、全国で10,000名を超える子どもたちが参加しています。
 今回のブラック・ジャック セミナーでは,高校生が手術着に着替え,腹腔鏡トレーニング体験,皮膚縫合体験,骨接合手術体験,脊椎外科手術体験,救急救命体験などを通じ,最新の医療に触れる機会を提供します。
 また,高度救命救急センターツアーでは,ドクターヘリの見学なども計画しており,セミナー終了後は,参加者全員に修了証を授与します。

(事項4)平成30年度 高校生・受験生を対象とした大分大学医学部附属病院薬剤部見学会 開催

 薬学に興味を持つ大分県内の高校生・受験生を対象に,「平成30年度大分大学医学部附属病院薬剤部見学会」を開催します。
 この見学会は,高校生等が薬剤師の仕事内容を見学することにより,薬学に対する理解を深め,薬剤師や薬学研究者等への進路希望を明確にするとともに,学習意欲の向上を図ることを目的としています。
(写真:平成29年度見学会の様子)
 近年,医療の高度化・多様化に伴い,医薬品の専門家として薬剤師の果たす社会的役割が大きくなっています。また,平成18年度より開始された6年制薬学教育は11年が経過しましたが,医療技術の高度化,医薬分業の進展等に対応するため,高い資質を有する薬剤師の養成がますます必要となっています。
 このことから,薬系大学への進学を希望し,薬剤師に興味を持っている高校生・受験生が,大学病院薬剤師の仕事内容等を直接見学し,理解を深めてもらうことを目的として,大分県教育委員会の後援により,平成30年8月9日に大分大学医学部および大分大学医学部附属病院にて見学会を開催します。本見学会は平成27年度より毎年開催しており,本年度で4回目となります。
 なお,既に募集期間は終了し,本年度参加予定人数は140名と昨年度より増加しており,本見学会への高校生の関心の高さが伺えます。
 この見学会に参加し,大学病院で働く薬剤師と交流をすることで,将来,地元で働く人材確保の契機となることが期待されます。

開催日時:平成30年8月9日(木)
     (午前の部)9:30~11:30(午後の部)13:30~15:30
開催場所:医学部臨床中講義室,医学部附属病院薬剤部(挾間キャンパス)

(事項5)平成30年度 防災シンポジウム in 日田 ~九州北部豪雨災害からの教訓~ 開催

 大分大学と大分高等教育協議会が県内自治体と毎年開催している防災シンポジウムを今年も開催します。
 今回は日田市にて-九州北部豪雨災害からの教訓-をテーマに特別講演・パネルディスカッションを行います。
 シンポジウムにより地域社会における防災・減災力の向上への取組の一助となることを期待しています。
 大分大学と大分高等教育協議会は,平成23年度から県内各地で地域における防災・減災を目指す「防災シンポジウム」を開催しており,県民の防災意識の向上と自治体等の防災・減災対策に少なからず貢献できたのではないかと考えています。
 今年度は,一般市民の方を対象として開催します。なお,前日には県内在住の大学・短期大学・高等専門学校生らが高校生と共に被災した地域を回り,災害の被害や復興状況そして地域課題等を調査し,調査結果をまとめます。調査結果は防災シンポジウム当日に「学生提案」として発表されます。

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(事項6)大分大学認定研究チーム(BURST) おおいた竹取物語オープンイノベーションセンター
    (xTopic:クロス・トピック)開設

 大分大学理工学部では,竹害の抑制と解決を目指して,環境省や国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST),学長戦略経費の助成を受けて,竹から綿を作り,それを セルロースナノファイバー ※ にする「大分大学プロセス」を確立し,技術の社会実装と事業化に向けて取り組みを進めています。
※セルロースナノファイバー:セルロースを主成分とし,直径がナノメートル単位の繊維。
 竹は大分県の地域産業資源である一方,モウソウチクなどは「産業管理外来種」に指定され,「竹害」の原因となっています。
 この度,地球観測衛星データとAI解析技術に基づく竹林情報システムをはじめ,農林,環境分野等に応用し産業振興に取り組む「地方独立行政法人山口県産業技術センター」,宇宙をキーワードに宇宙ビジネスコート事業や政府と連携して宇宙ビジネス創出に奔走している「一般財団法人宇宙システム開発利用推進機構」と共に,異業種・異分野が持つ技術等を組み合わせて成果を出す「オープンイノベーション」体制で,各グループのこれまでの公的資金等による成果を結集・連携させ,成果を社会実装するために「おおいた竹取物語オープンイノベーションセンター(英略称:xTopic クロス・トピック)」を本年5月に開設しました。
 このセンターでは,「竹を次世代で利活用する技術の社会実装を目指し,さまざまな立場,業種,分野のアイデア,実践,ノウハウ,データ,知識などを組み合わせる研究活動を行うと共に,技術の開発と深化を進め,新たな産業基盤の創出と社会の活性化に取り組むこと」をコミットメントとして活動を進めます。

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その他の情報

(事項1)平成30年度 大分大学医療機器開発ビジネススクール 開催
    (東九州メディカルバレー構想推進事業,国産医療機器創出促進基盤整備等事業)

 大分大学では,東九州メディカルバレー構想推進事業・国産医療機器創出促進基盤整備事業の一環として,医療機器開発へ参入を目指す企業を対象に医療機器開発の専門家として第一線で活躍する講師陣を迎え,ビジネススクールを開催します。

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(事項2)大分大学活き²プロジェクト2018 ”分大Switch On” 活動開始

 大分大学活き²プロジェクト“分大Switch On”は,学生が自ら企画・運営するプログラムについて,かかる活動資金を大学がサポートするもので,学生の企画・運営能力の向上と,学生たちの活動が大学や地域社会の活性化につながることを目的としています。
(写真:昨年度の活動の様子)
 今年度は,学生から11件の応募があり,一次審査(書類審査),二次審査(プレゼンテーション審査)の結果,下記9件の企画が採択され今年度の活動を開始しました。

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(事項3)経済学部の大井尚司准教授が
   (1)総務省「地域人材ネット」の地域力創造アドバイザーに選定
   (2)大分市地域公共交通協議会の「平成30年度地域公共交通優良団体」国土交通大臣賞受賞式に
     長年の参画により出席

 経済学部の大井尚司准教授は,研究分野として,(1)地域公共交通計画,それに関する人材育成 (2)観光の経済的効果に関する研究 (3)公企業経営(主に第三セクター)などを中心に教育・研究を行っており,最近では都市計画・交通計画などの分野(観光計画,港湾整備,津波対策,中山間部の地域計画など)で行政委員職なども歴任しています。
 平成30年4月,総務省で構築している地域人材ネット(地域力創造アドバイザー)に,大分県企画振興部観光・地域局交通政策課の推薦により,大井准教授が本学では初めて,地域力創造アドバイザーに登録されました。
 地域人材ネットとは、先進市町村で活躍している職員や民間専門家を広く知らせるために構築されたデータベースで,この制度の利用に際して,地域独自の魅力や価値を向上させる取組に要する経費に対する地方自治体(市町村)への財政措置も取られています。
地域人材ネット(総務省ホームぺージ)はこちら
 また,大井准教授が平成21年から学識経験者として参画し,制度設計の支援を行った大分市地域公共交通協議会(会長:桑田龍太郎副市長)が平成30年地域公共交通優良団体として国土交通大臣表彰を受けたことに伴い,大分市からの招聘により,7月12日に開催された国土交通大臣表彰式に出席しました。
 本学と大分市とは包括協定を結び,様々な面で協力しているところですが,このような形で本学教員が表彰の場に招かれることは本学にとっても名誉なことです。

(事項4)夏季一斉休業の実施について

 本学では,省エネルギー対応を図る観点から,例年,夏季一斉休業(附属病院を除く)を実施しています。

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