お知らせトピックス2015-019

大分の未来を考えるアイデアソンを開催

 大分大学経済学部では,イノベーション人材育成強化に向けた新規授業開発に取り組んでいます。その一環として四極会寄附講義に特別授業枠を設け,7月25日に「大分の未来を考えるアイデアソン~Hack for Oita~」を実施しました。
 この特別授業は経済学部と(株)富士通総研(FRI)が共同でプログラムを企画・実施。当日は28名の学生だけでなく,教員や社会人もあわせた計42名が参加し,大分の街を元気にするアイデアを考えました。
 アイデアソンのキーノートには(株)大分フットボールクラブ 河野真之 経営企画部副部長にお越しいただき,大分トリニータにおけるこれからの地域への関わり方についてお話いただきました。
 その後,FRIの黒木昭博シニアコンサルタントによるファシリテーションのもと,参加者全員で大分の課題を探究し,8チームに分かれて解決策を検討しました。解決策のアイデアは,机上での検討だけではなく,発砲スチロールや段ボール,おもちゃのブロックなどを用いて試作品を作りアイデアを体感できるようにすることでより具体性を持たせていきました。
 グランプリの大分トリニータ賞に輝いたのは,チーム「湯けむりの女たち」。湯けむりにプロジェクション・マッピングしながら音楽フェスティバルを楽しむという,大分ならでは特徴とテクノロジー,エンターテイメントが融合した魅力的なアイデアでした。
 経済学部では,2月に実施した富士通(株)が運営する「あしたラボUNIVERSITY」との共創プロジェクト,今回の特別授業の結果を受けて,イノベーション人材育成に向けた課題探求型授業の新規開講に向けた準備を進める予定です。

※アイデアソンとはIdea + Marathonの造語。多様な参加者が集まり,テーマについてアイデアを出し合い,新しいサービスやコンセプトを考えるイベントのこと。昨今,企業や自治体などで数多く開催されています。

※審査員には,(株)大分フットボールクラブ・河野真之氏,柳井電機工業(株)・平原史朗氏,大分大学生活協同組合・南條晃氏,当日の運営は,おおいた地域若者サポートステーション・多々良友美氏,杵築市地域おこし協力隊・足立真樹氏にご協力いただきました。ありがとうございました。

大分フットボールクラブ経営企画部副部長 河野氏
大分フットボールクラブ経営企画部副部長 河野氏
アイデアを体感
アイデアを体感
グランプリに輝いたチーム「湯けむりの女たち」
グランプリに輝いたチーム「湯けむりの女たち」
参加者全員で記念撮影
参加者全員で記念撮影