7月20日に，本学の5番目の学部として平成28年4月に開設した福祉健康科学部の設置記念事業を挙行しました。
　記念事業は，文部科学省高等教育局長，大分県副知事を始め，関連団体や実習施設などの招待者，学内関係者及び学生など，約250名が出席するなか，記念式典，記念講演会，記念祝賀会を実施しました。
　記念式典では，北野正剛学長が，大分県の動向を踏まえ，これまでの知の拠点としての教育・研究・医療の提供にとどまらず，地域社会に活力をもたらすことができるよう，ますます機能強化を図りたいという力強い決意を述べました。続いて，常盤豊 文部科学省高等教育局長が祝辞を，大分県知事の祝辞を太田豊彦 大分県副知事が代読された後，来賓の紹介，祝電披露が行われました。
　衣笠一茂学部長による学部紹介では，学部の検討から設置されるまでの経緯やこれからの展望について熱く語り，本学部は地域包括ケアの教育研究をリードしていく立場にあるということを強調しました。また，学生代表である小出水香穂さんからは，社会福祉士を目指すきっかけとなった経緯から実際に授業を受けてみての印象について語り，最後には「サークルやボランティアなど様々なことにチャレンジしながら自分を大きく成長させて，社会福祉士として，高齢者福祉に関する仕事に就くという夢に向かって進んでいきたいと考えています」という前向きな決意と感謝の言葉を述べました。
　記念講演会では，岡本民夫 同志社大学名誉教授から「生活を包括的に支援する実践の科学化～医療・福祉・心理の連携を見据えて～」と題して講演がありました。
　祝賀会は，衣笠学部長の開会の挨拶，佐藤樹一郎 大分市長の祝辞の後，高橋勉 大分県社会福祉協議会会長の乾杯の発声で幕を開け，和やかな雰囲気の中，福祉健康科学部の設置を祝しました。