お知らせトピックス2016-081

オープンカフェ「にじいろカフェ」を開催(教育学部附属特別支援学校)

 本学教育学部附属特別支援学校の高等部生徒によるオープンカフェを3月6日,今年度新たに地域との交流スペースとして整備した「なかよし広場」で開催しました。
 本校は,作業学習における作業種目の一つとして「喫茶サービス」の取組を平成24年から開始しています。これは,県内の特別支援学校では初めての取組で,接客サービスを通して人とのかかわりを深め,コミュニケーション能力を高めることを目的に,喫茶店を視察しプロの技を実際に見たり,校内で教師や保護者を対象にした喫茶室を定期的に開店し,お客さまとの接し方や身だしなみの大切さを学んできました。今では,障がい者の職業技能大会であるアビリンピックの喫茶サービス部門に挑戦する生徒やサービス業に就職する生徒も多く見られるようになっています。
 今回オープンカフェに挑戦した生徒は高等部喫茶サービス班5名で,1日限定の野外オープンカフェ「にじいろカフェ」の運営に当たり,地域住民や学校関係者にコーヒーや紅茶,クッキーなどを提供し,交流を深めました。当日は,これまでと違う状況でしたが,「笑顔で接客ができ,楽しかった」「ありがとうと言われ,うれしかった」「自信になった」など感想が聞かれ,これまでの学習の成果を実感し,働く意欲を高めるよい機会になりました。
 今回のオープンカフェの取組は,新学習指導要領で重要と言われている「社会に開かれた教育課程の実現」「学びを深める教育活動の展開」の方向性と合致する部分が多く,今後も定期的に開催し,地域と連携した教育活動を大切に,生徒の就労意欲につなげていきたいと思います。

オープンカフェの様子
オープンカフェの様子
接客をする生徒
接客をする生徒