お知らせトピックス2016-082

ロシアのピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学と大学間交流協定を締結

 3月10日,本学は,モスクワの在ロシア日本国大使館で,ピラゴフ名称ロシア国立研究医科大学(RNRMU)と大学間交流協定を締結しました。ロシアの教育機関との協定は,2校目となります。
 本学からは,北野正剛学長をはじめ,医学部の中嶋健太郎医師及び国際交流課職員らが,RNRMUからは,Sergey Lukyanov学長はじめAleksey Ivanov教授,Mikhail Anurov教授らが出席しました。
 調印式には,上月豊久駐ロシア日本国特命全権大使にもご臨席いただき,流暢なロシア語で「大分大学とRNRMUの交流協定締結を歓迎するとともに,これを契機に日露の更なる関係発展を期待します」と祝辞をいただきました。
 北野学長は,2004年より,消化器内視鏡・内視鏡外科分野において,タイ,ベトナムなどのアジア地域を中心として人材育成に取り組み,実績を積んできたところであり,現在,その活動を,オールジャパン体制で加速させるために,本学を中心とした「アジア内視鏡人材育成支援大学コンソーシアム」へと発展させているところです。昨今,日本とロシアの間で経済協力が進められるなか,それらの活動をロシアでも展開することは,日露経済交流推進事業として,関係省庁から大きな期待が寄せられています。
 RNRMUは,1906年設立のモスクワ第二医科大学を前身としており,学部生9,000名,大学院生583名,研修医798名,インターン生400名などを擁し,これまで70,000人以上の医者を育成しているロシアでも有数の大きな医療機関です。
 北野学長から「大学間交流協定を機に,医療技術の指導・人材育成を通して,ロシアの医療や健康の向上に貢献したい」と挨拶があり,両大学は,この協定を契機に,まずは,内視鏡分野における交流から開始される予定で,内視鏡外科手術を中心とした医療技術に関するロシア人医師の研修や臨床,研究分野などの相互交流が計画されています。
 大学間交流協定調印式が在ロシア日本国大使館で開催できたことは,両国の相互理解を深める大変良い機会にもなり,今後,ロシアとの展開が期待される有意義な協定締結となりました。

協定書を交わす両学長
協定書を交わす両学長
ご挨拶いただいた上月大使
ご挨拶いただいた上月大使
集合写真
集合写真