お知らせトピックス2017-090

高校生がカオスを体験

 大分大学は、12月10日に高校生対象のワークショップ「実験と工作で体験するカオスと液晶の科学(実施代表者 長屋智之教授)」を開催し、県内の高校生15名の参加がありました。 
 このプログラムは、日本学術振興会の研究成果の社会還元・普及事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI」の一環として開催したものです。
 参加者は、末谷大道教授による講義「カオスの科学」の後、長屋智之教授の指導の下、「カオス二重振り子」を作成しました。「カオス二重振り子」の作成は、電子部品をハンダ付けして作成するため、失敗する参加者が複数出るのではないかと思われましたが、学生アシスタントや技術職員のサポートの結果、全員が回路作成に成功しました。
 また、「カオス発振回路の波形観測」、「液晶電気対流のカオス現象観測」といった実験も体験しました。
 参加した高校生からは、「カオスとは何なのか気になっていたものの、自分なりに理解できたので良かったです。深いことは難しくて理解するためにはもっと勉強が必要だと感じました。」「振り子を作るのが大変だったけど、ちゃんと回るものが作れてよかったです。」「ほとんどが知らない方だったので戸惑いましたが、大学生の方々がとても丁寧に指導してくださり、とても助かりました。」等の感想が寄せられ、また、実施協力者の大学生からも、「アシスタントとして参加したが、高校生の科学的な興味への手助けをすることができてよかったです。」等の感想があり、お互いに良い体験ができた一日になったようです。
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集合写真
集合写真
ハンダ付け作業
ハンダ付け作業
実験:カオス波形観測
実験:カオス波形観測
実験:液晶対流観察
実験:液晶対流観察