お知らせトピックス2017-111

平成29年度大分大学派遣留学生支援制度(短期研修型)
ミニトビタテinミャンマー海外研修

 平成29年度学長戦略経費による大分大学派遣留学生支援制度(短期研修型)での援助を受け,国際教育研究センターは,ミニトビタテ in ミャンマー海外研修を実施しました。この研修は,学生たちが訪問したい企業について調べ,訪問依頼のメールを送ってアポイントを取った上で実際に訪問するという実践型の研修です。実施期間は平成30年2月19日~2月24日,参加者は教育福祉科学部2名,工学部3名,経済学部7名の計12名でした。
 なぜミャンマーか。それは報道でよく取り上げられている今だからこそ,その国に行って現状を知りたい,という参加者の声があったことがきっかけでした。民主化されて以降,日系企業の進出が増えていることもありました。
 まず事前準備としてミーティングを毎週行い,役割分担をした上で研修計画を立て,訪問先を決め,ミャンマーの社会や文化,歴史等についての学習を行いました。現地では,参加者たちがアポイントを取った9か所の訪問先を訪問しました。エースコック,ヤンマー,インフラ関連のJ&M Steel Solutions等大手メーカー以外にも,国際協力機構(JICA),JTB,日本人が経営するインターナショナルスクール,日本語学校,コンサルタント会社など,多種多様な訪問先があり,多くの刺激的な人々との出会いで充実した研修となりました。さらに現地でも参加者たちは毎晩ミーティングをして,学びを深めました。
 参加者からは「ある社長さんが,10年後20年後のミャンマーの若者は教育改革により,世界トップレベルの教育を受けて育つ。日本は簡単に負けてしまうかもしれない,とおっしゃっていました。ミャンマーはこれからの可能性がとても大きな国です。その国と張り合っていけるような日本を自分たちで作っていきたい」,「私たちは日本だけでなく,世界の中の一員として働くことができるということ。幅広い知識と自分が好きなことや興味があることはなんでもやってみようという勇気が,グローバルに活躍する上で必要だと感じた」,「『とても充実した研修になった』だけで終わらせるのではなく,ミャンマーの現状を発信していき,これからのミャンマーの発展に少しでも携わるという使命があると思うようになりました。『自分で起こしたアクションで得た知識,経験が本物』と言われたように,この経験をこれからに最大限に活かしていきたい」という感想がありました。
 このように,本研修はそれぞれの学生にとって非常に貴重な財産となりました。トビタテ!留学JAPANへの応募や留学に興味を示す学生が出てきたことも本研修の成果です。
 各参加者による成果報告はブログ「分大生留学奮闘記」に掲載しています。

J&M Steel Solutions訪問
J&M Steel Solutions訪問
J.ISM日本語学校訪問
J.ISM日本語学校訪問
Khayay Schoolで授業をしました
Khayay Schoolで授業をしました
国際協力機構(JICA)訪問
国際協力機構(JICA)訪問