平成29年度学長戦略経費にて，2月26日から3月17日までの3週間，ライプツィヒ大学でのドイツ語語学研修を実施し，4名の学生が参加しました。
　最初に行われたプレースメントテストの結果によるレベル別の少人数クラスで，ドイツ語を集中的に勉強しました。グループワーク中心によるプロジェクト研究では，ライプツィヒにまつわる音楽，ウォールアート，観光名所など，各自が選択したテーマについて研究し，まとめとしてドイツ語でプレゼンテーションを行いました。また，週末には，ベルリンやドレスデンといった近郊の都市に出かけ見聞を広めました。
　学生は大学の学生寮ではなく，それぞれ大学近郊の民家にホームステイし過ごしました。ほとんどの家庭ではドイツ語しか通じないこともあり，言語習得には最適なイマージョン環境で，言語だけではなく，ドイツの家庭文化にも触れることができました。各家庭で親切に迎え入れていただいたおかげで，とても思い出深い語学研修となりました。
　参加者全員が，短期間で英語やドイツ語のスキルアップを実感しただけでなく，言語を使って積極的にコミュニケーションをとる姿勢が身についたと報告しています。また，こうした短期間の研修を通して，母国について意外と知らないということに気づき，自身を振り返る機会を得て，自己のアイデンティティを再確認するとともに，異文化の中で自ら考えて行動することの重要性に気づいた大変有意義な語学研修でした。