お知らせボランティア活動に関する方針

ボランティア活動に関する方針

「東日本大震災」 に伴う学生のボランティア活動に関する大分大学の方針について

 本学では,3月11日の東日本大震災の発生以来,教職員・学生の発意に基づき医療従事者の派遣を始め,支援物資の提供及び義援金の寄附等,当面急がれる対応を行ってきました。その後,被災状況が明らかになるにつれ,震災に伴う被害が甚大であることから,今後,多様な支援要請が行われ,その対応も長期化する可能性があり,これまでにも増して西日本地区への,あるいは各大学への支援要請がなされるものと思われます。特に被災地とその周辺で復興の支援を行う復興支援ボランティアの活動は引き続き強く求められることが予想されるところであり,学生諸君が被災地に赴いて,ボランティア活動を行うことのできる体制も被災地では徐々に整いつつあります。
 本学では,今後の長期的な復興支援における,このような人的支援の重要性に鑑み,教職員の取組の他,学生諸君の自発的な復興支援ボランティアへの取組が持つ高い社会貢献度を重視し,可能な限りの協力・支援を行う所存ですが,現下の被災地の状況やボランティア要請状況を勘案し,東日本大震災に係る学生諸君のボランティア活動については,当分の間,以下の基本的考え方を本学の方針とします。
 なお,被災地の情勢は流動的であることから,今後,基本的考え方は必要に応じて見直すことを予定しています。


【基本的考え方】

1. 活動に関すること
ボランティア活動を行う学生は,次の要件を満たすことを必要とします。
(1)被災地からのボランティア募集又は派遣要請であること。
(2)未成年者である学生が希望する場合は,保護者の承諾を得ること。
(3)一社会人としての自覚を持ち,自らの行動に責任を持つこと。
(4)活動期間については,学業に支障のない範囲,例えば長期休業期間中が望ましい。
(5)活動計画が明確であること。
(6)往復の交通手段,現地での宿泊・食事等は各自で手配すること。
(7)事前に大学に届出ること。(休学する場合は一か月前に届け出ること)


2. 修学上の配慮に関すること
(1)ボランティア活動による授業の欠席については,レポート・課題提出等をもって出席
  扱いとする方向で配慮します。
  ※休学した場合,その間は修業年限に含まないため,履修扱いとしません。
(2)ボランティア活動が授業の目的と密接に関わる場合の単位認定の取扱い等について
  は,学生が指導教員に相談した上で窓口に申し出ることとし,申し出があった場合,
  教育担当理事が学部長,学部教務委員長及び授業担当教員等へ協議を依頼します。


3. 経済的配慮に関すること
 ボランティア活動を行うために休学する場合,授業料を免除することとし,その額は,休学単位を一か月として,次のとおりとします。
・授業料年額 × (休学期間の月数/12)

4. その他
 ボランティア活動に参加する学生には,活動に関する安全指導及び情報提供を行うとともに,ボランティア活動保険(本人の傷害等,対人対物賠償責任)へ加入を義務付けます。
 ボランティア保険料は,大学負担とします。(事前に届出があった場合に限ります)
・参加学生の安全管理徹底等のため,事前のボランティアガイダンスを適宜行います。
・学生は,下記窓口へ申し出てください。
 (旦野原キャンパス)
 学生支援部学生支援課学生支援グループ  TEL:097-554-6123
 (挾間キャンパス)
 学生支援部学務課総務係  TEL:097-586-5510,5511






大分大学危機対策本部 (東日本大震災対応)
本部長(大分大学長) 羽 野   忠

2011/4/19