大分大学海外事務所 活動報告vol.31

日本学術振興会バンコク研究連絡センター訪問

 2月16日に日本学術振興会バンコク研究連絡センター(JSPS)を本学の内田助教が訪問しました。バンコクセンターへは定期的に訪問し貴重な示唆を頂くとともに情報交換を行っており,昨年6月17日以来の訪問となりました。
 今回の訪問では,昨年9月に設立したメコン領域の若手外科医に対する内視鏡手術トレーニングのためのNPO法人MESDA(Mekong Endo-Surgery Development Association)について説明しました。MESDAの取組は医療機器の国際展開の大きな課題の一つである人材育成についての一つの解を提示するものであり,産学官が連携して取り組むモデルとして理解を頂きました。MESDAトレーニングコースは,3月に3回目を迎え,タイ,ラオス,ベトナム,カンボジア,ミャンマーから毎回25名程度の若手外科医が参加しています。
 また,JST「さくらサイエンスプラン」についても報告し,タイに13校あるチュラポーンスクールから各校1名を受け入れており,タイ教育省から評価を頂いていること,大分のスーパーサイエンススクールの大分舞鶴高校とチュラポーンスクール・ロッブリー校との交流が始まったことを報告しました。
 今後も定期的な情報交換を行い,これまで培ったJSPSバンコクセンターとの関係をより強化し,日タイの学術振興に貢献することを確認し合いました。

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
右から:山下センター長,内田助教,大田国際協力員
右から:山下センター長,内田助教,大田国際協力員