国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.74

第10回MESDAセミナー,JSES/MESDA/TAKUMIジョイントハンズオントレーニング開催

 12月13日~14日,オリンパスタイランド研修施設(T-TEC)とマヒドン大学シリラート病院にて,Mekong Endo-Surgery Development Association(MESDA)第10回セミナー,“Laparoscopic pancreatic surgery”が開催されました。カンボジア,ラオス,ミャンマー,タイ,ベトナムらメコン地域諸国の低侵襲治療の普及と技術向上を目的として作られたNPOであるMESDAの第10回セミナーです。
 9月開催時と同様,MESDAセミナーとジョイントでJSES/MESDA/TAKUMIジョイントハンズオントレーニングがマヒドン大学シリラート病院にて開催され,同時開催の第5回MESDA Board meetingには,経済産業省ヘルスケア産業課の岸本堅太郎国際展開室室長にご参加いただきました。また,日本から特別講師として京都大学医学部高折恭一准教授に大学コンソーシアム(UCDDELSA)の枠組みでご参加いただきました。本学からは,Chairmanの北野学長,Committee memberであるバンコクオフィス内田助教が参加しました。
 初日は,T-TECにて専門家による講義とシミュレーターによるトレーニングが,14日にはシリラート病院でSoft cadaverを用いた実践的な研修が実施されました。12日にJSES/MESDA/TAKUMIの共催で開催された日本の若手受講者のためのセミナーには,本学消化器・小児外科学の猪股雅史教授が講師として参加し,トレーニーとして4名の外科医が参加しました。また,関東経済産業局が主導するMedical TAKUMI Japanプロジェクトとの共催で,技術と機器を連動させたパッケージ展開を目的としたプロモーションが行われ,参加日本企業の機器が展示されました。
 MESDAの活動も今回のセミナーで節目の10回目を迎え,9月に引き続いて行われたJSES,Medical TAKUMI Japanとの共催も成功裡に終了しました。

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
北野学長挨拶
北野学長挨拶
経済産業省岸本室長挨拶
経済産業省岸本室長挨拶
MESDA理事の先生方と
MESDA理事の先生方と
MESDAセミナー参加者記念写真
MESDAセミナー参加者記念写真