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概要

BUNDAI .OITA No48

いろんなものの見方、価値観に触れられて刺激的な日々でした秦佳菜絵さん教育福祉科学部情報教育コース4年留学先:N H L大学(オランダ)期間:2015年8月- 2016年7月留学中の思い出Best3INTERNATIONAL INTERACTION世界とつながるBUNDAI大分大学では、20の国や地域、79の機関と交流協定を結んでいます。相互に学生を派遣する交換留学プログラムや短期の語学留学など、国際交流に積極的に取り組んでいます。01いちばんの思い出は、やはりたくさんの出会いに恵まれたことです。世界各地から集まった留学生たちと過ごしたこの1年という時間は、私の人生の宝になりました。留学の目的は?私は生まれてからずっと大分に住んでいて、将来も県内で就職したいと思っているのですが、あるとき「外の世界を知らなくていいのか?やってみたいことはなかったか?」と疑問に感じて。中学・高校時代にオーストラリアで短期のホームステイを経験したとき、もっと長期間、海外生活を体験してみたいと感じたことを思い出し、留学を視野に入れ始めました。海外に住んで、自分が「外国人」になった生活を経験してみたかったんです。留学先はどうやって決めましたか?教育福祉科学部で情報について学んでいる私は、報道の仕事に興味を持っていました。大分大学の交換留学プログラムの協定校をすべてリサーチして、情報関係の科目が最も充実していたオランダのNHL大学への留学を決めました。語学力には自信がありましたか?公用語はオランダ語ですが、オランダ人はみんな流暢な英語を話します。また、オランダ語は第2外国語で履修していたドイツ語にも似ていたので、留学当初こそ私の”Japanese English”が通じなくてもどかしかったけれど、徐々に慣れて言葉の壁はなんとか乗り越えられました。授業の内容を教えてください。報道の仕方、たとえば効果的な伝え方を学んだり、地元のテレビ局や新聞社の見学に行ったり。ボランティアプログラムにも参加しました。シリア難民を援助するボランティアに参加した時は、同世代の難民に会い、ニュースで見たとき以上のショックを受けましたね。また、さまざまな国から集まった留学生たちのいろんなものの見方や価値観に触れられて、刺激的な日々でした。オランダの印象はいかがでしたか?集団主義の風潮がある日本に対して、オランダは個人を尊重する国。寛容で自由な文化があり、同性カップルが街を歩いている光景も当たり前でした。オランダはヨーロッパの中心にあり交通網が充実していたので、滞在中に1 0数カ国を巡り、それも良い経験になりました。帰国してから何か変化はありますか?かけがえのない多くの価値観を得て帰国し、留学の目的は達成できたと感じています。帰国後は以前に比べてアクティブになり、大学でチューターとしても活動しています。将来は、国際関係にかかわる仕事に就きたい。それが今の夢です。15