工学部から理工学部への改組について

工学部から理工学部への改組について

設置の趣旨

 地球規模の複合的課題を解決し,持続可能な社会を構築するためには,特定分野の専門的視点だけではなく,関連分野を複合的に捉える俯瞰的視点を併せ持ち,自ら課題を発見し,解決する能力を有する理工系人材の養成が求められています。加えて大分県の政策,企業等の声を具体的に反映させると,一つは,安心・安全に配慮できるものづくりの人材であり,もう一つは,ものづくりに繋がる原理・原則を探求する人材です。言い換えれば,「工学の専門性を究めつつ理学の素養を併せ持つ人材」(工学系)及び「理学の専門性を究めつつ工学の素養を併せ持つ人材」(理工学系)であり,これら2タイプの人材(工学系及び理工学系)が両輪となってこそ,地球規模の複合的課題を解決し,持続可能な社会の実現のための原動力となります。
 本学部は,理工融合人材を養成する教育研究組織として,その教育内容を適切に反映させた学部として,工学部を理工学部に改めます。
 理工学系については,既存の知能情報システムコース及び応用化学コースに,新たに数理科学コース及び自然科学コースを加え,4コースとします。数理科学コースと知能情報システムコースでは,数学を主に学ぶ数理科学コースと情報科学を主に学ぶ知能情報システムコースの両学生が共通の講義で同じ教室で学び議論することにより,両分野が互いの得意な分野を生かしながら,共通に理解できる手法を介して互いの分野を視野に入れつつ,与えられた問題に対処できる能力を育成します。また,自然科学コースと応用化学コースでも同様に両分野が互いの得意な分野を生かしながら,互いの分野を視野に入れつつ,与えられた問題に対処できる能力を育成します。このような連携を本学部では,実学を取り入れた理と工の共創と定義し,学科名称を「共創理工学科」と呼び,教養教育科目における学部の共通科目,理工学基礎教育科目及び理工学展開科目などの理工を融合した科目及び情報系科目,統計科学,食品科学概論,食品衛生化学などのコースを横断した科目により,理工融合教育を実践し,「学士(理工学)」を養成します。
 工学系については,機械コース,電気電子コース,福祉メカトロニクスコース及び建築学コースに再編し,自然環境や人間環境及び人間そのものに与える影響をシミュレーションを通して評価しつつ,サイエンスの基礎を取り込んだ付加価値の高いものづくり技術の創生を掲げた「創生工学科」とし,教養教育科目における学部の共通科目,理工学基礎教育科目及び理工学展開科目などの理工を融合した科目及び計算理学基礎及びサイエンス解析などのコースを横断した科目により,理工融合教育を実践し,「学士(工学)」を養成します。

学部改組概要


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募集人員


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教育プログラム


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理工学部パンフレット

2016年8月26日