学生生活活き²プロジェクト

大分大学活き²プロジェクト2023 活動開始

大分大学活き²プロジェクトは、学生が自ら企画・運営するプログラムについて、その活動資金を大学がサポートするもので、学生の企画・運営能力の向上と、学生たちの活動が大学や地域社会の活性化につながることを目的としています。

今年度は、審査の結果、下記10件(地域交流 一般部門2件、地域交流 地域ニーズ探索部門2件、社会貢献部門2件、分大活性4件)の企画が採択され、活動を開始しました。

テーマ:地域交流(一般部門)

 ブンダ医 5n(ゴエン)会

「医療の輪(和)」を拡げる活動を通して医療への関心を深めてもらうことと人と繋がることで新たな発見・気づきを目的とする。大分県にも、医療に関わるユーモアかつオリジナリティに溢れた多くの人が存在する。そこで、そのような人との交流の場を設けることで地域を活性化し、自らの行動のきっかけとなる環境を作り出す。さらに医療と関わる人と繋がる輪(和)を拡げ、自身のライフプランやキャリアパスに活かす。そのような思いを形にした「ブンダ医 5n(ゴエン)会」を企画する

  • R5.10 第1回ブンダ医 5n(ゴエン)会開催
  • R6.1  第2回ブンダ医 5n(ゴエン)会開催

 大分大学学生団体ROUTE主催 ものづくり教室

小学校からプログラミング教育が必修化され、情報系科目の導入により、プログラミングの需要が高まっているなか、重要性は高まっている。ものづくりを通して、大学生の目線や普段の学びを活かしてプログラミングの面白さを伝えて小中学生にものづくりの楽しさや魅力を知って頂き、ものづくりの足掛かりを作るため、ものづくり教室を開講する。

  • R5.10 R5.10 ものづくり教室開講

テーマ:地域交流(地域ニーズ探索部門)

 耶馬渓プチ修行プログラム

中津市がかつて豊前国であった時代の山岳信仰があった歴史や伝説をもとにした修行体験プログラムを実施し、観光客が中津市に興味をもってもらえるようなストーリーを提供する。ラインやツイッター、インスタグラムなどのSNSが浸透し無数の情報が飛び交う今の時代に耶馬渓の大自然に囲まれ、静かに自分と向き合い、修行することの学びや楽しさ、魅力を多くの人に広める。

  • R5.9月中旬~10月下旬 耶馬渓「やばはく」の期間中に耶馬渓プチ修行プログラム実施

 壱岐×活きプロジェクト

「在来知」は、地域の日常生活創り上げ、安心・安全のまちづくりをするための重要な要素である。長崎県壱岐市では、住民同士の結びつきから「在来知」を継承し独自の地域文化を醸成してきた。しかしながら、移住者の増加と若者の減少による地域コミュニティの分断が課題となっており、暗黙的な「在来知」の継承が困難となっている。プロジェクトでは、住民同士の交流機会を創出し在来知を継承しつつ、若者や移住者が在来知を再解釈し、新たな地域文化を創出し地域活性化を進める。

  • R5.8 現地調査
  • R5.9  第1回ワークショップ開催
  • R5.11 第2回ワークショップ開催

テーマ:社会貢献

 大分大学 STEM 教育推進プロジェクト2023

本プロジェクトは、小学生向けのSTEM教育に沿ったものづくり及びプログラミング教室を開催し、小学生にものづくりの楽しさ感じてもらうとともに、理数科目、科学技術に対しての興味関心を高めてもらうことを目的としています。また、プロジェクトを通して小学生の自発性、創造性、判断力、問題解決力の涵養を目指しています。

  • R5.8 日出町ものづくり及びプログラミング教室の開催 O-Labo 夏休みプログラミング教室
  • R5.10 大分合同新聞プログラミング教室に係るプレゼン教室 定期開催
  • R5.8~R6.2 大分市JX金属関崎みらい海星館ワークショップ
  • R5.10~R6.2 日出町児童館プログラミング教室

 日本の狂犬病の歴史をまとめ、世界へ発信する。

本企画の目的は主に2つである。まず、日本の狂犬病制圧の歴史をまとめた信頼できるツール(Webページ)を作成する。次に、それらを国内外へ向けた発信していくことである。特に、大分大学の国際交流協定校があるフィリピンやタイ、ベトナムなどでは狂犬病は依然として発生しており、実際に戦後日本で行われた対策は十分に役立つ可能性がある。
また、本企画の特色として大分大学の学生が中心となって全国の医学生や獣医学生と連携して、企画を行なっていくことがある。

  • R5.7~8 Webページ作成
  • R5.9 医学生と獣医学生を対象とした講演会を開催
  • R5.10 SNSなどを通して、世界へ発信する。

テーマ:分大活性

 Young Wing Summer Camp 2023 (小児一型糖尿病サマーキャンプ)

大分の小児糖尿病キャンプは、一型糖尿病を持つ乳児~高校3年生までの子どもたちをキャンパーとして、毎年8月に行なっている療育キャンプである。レクリエーション、クッキング、キャンプファイヤーなどを通して、同じ病気を持つ仲間と出会い、当人にしかわからない悩みを共有する場としている。学生が、キャンプを企画・運営することで、将来医療や教育に携わる者として学びを得ることができ、一型糖尿病という病気を理解する。

  • R5.8.19~20 Young Wing Summer Camp (あ祖母学舎 竹田市)

 「田ん望」プロジェクト&竹害対策 from 学生農園

耕作放棄地を「どろんこバレー」の企画を継続し活動を続けることで恒常的に人が集まる場所にすることで土地を荒らすことなく地域に貢献する。レンガを使ったピザ窯と広場スペース、畑での活動や泥遊びが同時に体験できる「田ん望(仮)」にする。
山の竹害に対する「竹炭」作りを継続させ、また規模を拡げる。大学構内の竹林の整備を行い、一例とすることで自然豊かな大学周辺の保全、また大学構内での活動を行う。
より農作業を活発に行うため地下水に含まれる成分などを調べ、農業用水や飲料水へ用いることができるか、またその成分が農作物へどのような影響を与えているかを考え、より農業への関心を深めることに繋げる。

  • R5.7~8 ポンプの設置とピザ窯の設置、水質調査
  • R5.9 地域の山と大学の竹林の整備など、竹炭づくり本格化
  • R5.10~12 田ん望の一般利用開始

 学生団体 ROUTE -学生主体「ものづくり」の促進-

ロボコンへ出場するため、高いレベルの制作物を準備し、成果を挙げることにより、「ものづくり」に興味のある大分大学生を誘引する。また、興味がありながらも専門的な機材を持たなかった学生たちに対して良い環境を提供し、学生主体の「ものづくり」の機運を高める。

  • R5.8~R5.9 キャッチロボバトルコンテスト
  • R5.10 OITAものづくり展
  • R5.12 NHKロボコン
  • R6.1 部内ロボコン

 分大生 防災・減災啓発プロジェクト2023

本企画は学生CERDのメンバーで、実際の被災地を訪れての研修や有識者による講演会を行う。研修先として、長崎県島原市(雲仙普賢岳)、熊本県熊本地方(熊本地震)を想定している。
また、有識者として、東日本大震災や阪神淡路大震災で被災された方や、東日本大震災で医療支援を行った医者の方などを想定し、オンラインを活用した講演会を想定している。研修や講演会、各自資料などを参考にクリアファイルとパンフレットを作成し在学生と新入生に配布する。
また、学園祭に合わせて、減災・復興デザイン教育研究センターに導入された「地震ザブトン」を使って、南海トラフ地震で想定されている地震や過去の地震の揺れを体験してもらう。

2023年8月8日