研究活動に係る不正行為の疑義に関する調査結果

本学医学部における研究活動に係る不正行為の疑義に関する調査結果について

平成27年2月27日




学長声明




 このたび,本学医学部における2件の研究活動による不正行為疑惑について,調査結果が確定しましたので発表します。
 1件は,平成24年4月3日,文部科学省からの調査依頼による元医学部麻酔科学講座講師 萩原聡氏にかかる研究論文の不正行為疑惑です。
萩原氏が発表した研究論文63編を調査した結果,捏造2編,改ざん3編の不正行為があると認定しました。
 もう1件は,平成24年8月28日,公益通報による元医学部産科婦人科学講座講師 髙井教行氏にかかる研究論文の不正行為疑惑です。
 髙井氏が発表した研究論文99編を調査した結果,捏造19編,改ざん2編の不正行為があると認定しました。
 これらの不正行為は,モラルの著しい欠如によるものであり,研究者に対する社会からの信頼を大きく損ない社会に与えた影響は大きく,このような不正行為が起こったことは誠に遺憾です。
 処分については,2名ともすでに退職しており,本学の職員ではないものの,研究不正に対する本学としての明確な姿勢を示すため,仮に在職者であった場合を想定し,本日(平成27年2月27日)萩原氏に停職3月,髙井氏に停職9月の懲戒処分が妥当であると判断しました。
 また,直接の管理監督者である医学部長及び当該講座の主任教授に対して,本日,口頭による厳重注意を行ったところです。
 今回のことは,私自身としても,本学の最終的な管理責任を重く感じているところであります。
 本学では,再発防止策として「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン(平成26年8月26日付け,文部科学大臣決定)」への対応も含め,研究者の基本的責任,研究活動に対する姿勢など研究者の行動規範を含めた倫理教育を徹底し,不正行為の防止に取り組んでいく所存です。




国立大学法人大分大学長
北 野 正 剛