お知らせトピックス2014-016

経済学部講演会 「世界に広がった一村一品運動」開催

 経済学部は,今年度第1回目となる講演会を6月26日に開催しました。
 国際一村一品交流協会理事長の内田正氏を講師に迎え,「世界に広がった一村一品運動」と題して,講演を行いました。
 内田氏は,大分県庁で知事秘書,産業企画課長,地方振興局長などを歴任し,県庁を退職した後,大分一村一品国際交流推進協会を経て,現在の国際一村一品交流協会理事長を務めています。現在,国内の多くの大学や中国,韓国,タイなど海外からの来訪や現地へ訪問しての研修で年間50回ほど講演を行われています。
 講演では,まず1960年代の地域農村の衰退から,地域おこしとしてはじまった一村一品運動の歴史,生産から販売までのビジネス手段を獲得するという概要が示されました。そして,今できることからやってみよう,副業として取り組むという一村一品運動の特徴,人づくり,モノづくり,地域づくり,所得の向上につながるとの一村一品運動の成果などが話されました。
 会場の経済学部棟202号教室に集まった約200名の学生・市民・教職員はレジメ,スクリーンの写真や図を見ながら,真摯に聴講していました。内田氏は一村一品運動で作られた麦焼酎,ケチャップやかりんとうなどの農産加工品を手に熱く語られました。今回は,大分はもとより,今後の日本のあり方,地域振興を考える上で大変貴重な講演会となりました。

講師の内田氏
講師の内田氏
会場の様子
会場の様子