本学教育福祉科学部では，教師志望の学生の実践的指導力の向上のために，通常の大学授業の内容や方法の改善はもとより，模擬授業や具体的な場面を想定した生徒指導に関する個人指導，特別講座における集団指導など様々な取組を実施しています。
　これら様々な取組における学生指導の要点や具体的方法を教員全体で共有し，今後の学部としての教員養成体制を充実するために，「教師育成方法の共有化」をテーマとするセミナー（FD）を， 9月11日に開催しました。セミナーには，学生の夏季休業中で講義がないにもかかわらず，40人を超える学部教員が参加しました。
　セミナーは，教員採用試験の受験と結果の現状に関するデータの分析に始まり，公立学校での継続的な参加経験に基づく学生の成長支援システム，専任教員が運営する教師育成サポート推進室の支援システム等における学生指導の要点と具体的方法が，若手の教員を中心に報告されました。最後に，それらを学部全体で共有化・具体化するメンタリング・コーチングシステムが提案され，活発な意見交換が行われました。