お知らせトピックス2015-008

認知症研究推進に向けた連携に関する協定を締結しました

 平成27年4月28日,大分県,国立大学法人大分大学,株式会社東芝,臼杵市は,「認知症研究推進に向けた連携に関する協定」を締結しました。本協定は,4者が連携して認知症の研究を推進することにより,大分県が最先端の認知症研究拠点となることを目指すとともに,認知症予防のための健康づくり,さらに認知症研究関連産業の振興を図るものです。
 今後,大分大学と東芝は,大分県の「産学官連携ヘルスケアモデル事業」の支援等を受けて「認知症のなりやすさ」と身体情報・生活習慣との因果関係を解明する実証研究を臼杵市と連携して実施します。本研究は,アミロイドPETを用いた脳内Aβの蓄積とセンシング機器を活用した要因(活動量,睡眠時間,会話時間等)のビッグデータを解析することで科学的根拠のあるアルツハイマー病の発症リスクを探索します。これにより,認知症予防だけでなく健康寿命の延伸に有効な予防法の開発を推進します。

協定書調印式にて<br>(左から松原教授,北野学長,広瀬 大分県知事,各務 東芝常務,中野 臼杵市長)
協定書調印式にて
(左から松原教授,北野学長,広瀬 大分県知事,各務 東芝常務,中野 臼杵市長)