本学は，11月7日から11月11日までの5日間，「平成28年度九州地区国立学校会計事務研修」を大分市のホルトホール大分で開催しました。
　この会計事務研修は，九州地区の国立大学法人及び高等専門学校等の職員で会計事務の初任者を対象とし，財務会計に関する基礎知識を習得することを目的としたもので，17機関から推薦された88名が受講しました。
　今年度の研修では，文部科学省大臣官房会計課の片山則行専門官による「予算執行に係る諸制度等」，研究振興局振興企画課競争的資金調整室の熊澤周平指導企画係長による「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン」，高等教育局国立大学法人支援課の宮川卓也支援第4係長による「運営費交付金」，日本私立学校振興・共済事業団助成部補助金課の菊池裕明課長による「私立大学における経営改善策」，税理士法人の講師による「国立大学法人関係税制」，監査法人の講師による「国立大学法人会計基準」の講義が行われ，さらに，本学保健管理センター所長の工藤欣邦教授による「心身ともに健康に過ごすための基礎知識」，本学の石川公一法務・コンプライアンス担当理事による「国立大学の当面する課題」と題した講演が行われました。
　施設見学では，大分県立美術館を見学し，研修生は施設職員の説明の後，作品に興味深く見入っていました。
　また，「国立大学法人等における自己収入増収・経費削減方策について」，「日常業務における課題と改善策について」をテーマに行った2回の班別討議では，各機関における現状や課題，地震等の際の危機管理などについて活発な意見交換が行われ，各班とも限られた時間内にプレゼンテーションソフトを使用して発表資料を作成し，討議結果を発表しました。
　参加者は，5日間の研修を通じて他大学等の職員と交流を深め，有意義な研修となりました。