お知らせトピックス2017-012

平成28年度大分大学派遣留学生支援制度(短期研修型)
海外短期語学研修(ドイツ語)報告

 平成28年度学長戦略経費による大分大学派遣留学生支援制度(短期研修型)に採択され,平成29年2月20日~3月11日に実施されたドイツ語研修に,6名の工学部の学生が参加しました。研修はドイツのライプツィヒ大学ヘルダー研究所の附属機関であるinter DaF(外国語としてのドイツ語連盟)で行われました。ライプツィヒは18世紀に「小パリ」と呼ばれていた歴史ある文化都市で,ドイツ語学習だけでなく,バッハゆかりのトーマス教会でのコンサートや,現地の学生との交流など,さまざまな文化体験を目的とする研修でした。
 到着後プレースメントテストが行われ,5段階のレベル別のクラス編成がされ,約60時間の集中授業が提供されました。20日間,平日に毎日,ドイツ語の会話,文法,発音練習の授業が行われ,クラスは約10名の少人数で,日本語を話すドイツ人学生チューターの支援もあり,ドイツ語能力の向上を図ることができました。
 ドイツ語学習のほかに,プロジェクト研究と地域研究プログラムが提供されました。プロジェクト研究はグループワークによる授業で「ライプツィヒの音楽」,「食べ物と飲み物」「ライプツィヒの好きなところ」などのテーマが設定され,それぞれ好きなテーマを選択し,質問シートに基づいて街頭で市民へのインタビューを行い,それを元にドイツ語でプレゼンテーションを行いました。また,地域研究では,約20時間の文化体験が提供され,コンサートや博物館巡りのほか,1週目の週末は首都ベルリン,2週目はかつてのザクセン王国の首都であった文化都市ドレスデンへの研修旅行が実施されました。ベルリンでは残存するベルリンの壁の一部や歴史博物館など,ドレスデンではツヴィンガー宮殿,ゼンパーオーパー,博物館などを見学しました。また,休日に第一次世界大戦後のデザイン革新運動の中心地ワイマール(世界遺産のバウハウス関連の建物群で有名)を訪問した学生や,授業後の自由時間に現代ピアノのコンサートに行ったり,パイプオルガンのある教会やピアノ工場を訪問した学生もいるなど,貴重な文化体験ができました。
 参加した学生からは,素晴らしい経験ができた,専門である建築について様々な建物を見ることができ大変勉強になった等の報告を受けました。各参加者による成果報告は「分大生留学奮闘記」に掲載しています。(http://oitauniversity.seesaa.net/category/26434174-1.html

ライプツィヒ大学ヘルダー研究所
ライプツィヒ大学ヘルダー研究所
快適な学生寮(一人部屋)
快適な学生寮(一人部屋)