お知らせトピックス2019-043

経済学部 井川准教授が2019年度パーソナリティ心理学会学会賞を受賞

 本学経済学部井川純一准教授が広島修道大学健康科学部の中西大輔教授と共著で発表した論文「『対人援助職のグリット (Grit) とバーンアウト傾向及び社会的地位の関係 -高グリット者はバーンアウトしにくいか?-』(パーソナリティ心理学研究第27巻第3号掲載)」が2019年度パーソナリティ心理学会学会賞を受賞し,8月28日に武蔵野美術大学で開催された第28回パーソナリティ心理学会において表彰されました。
 同賞は,学術雑誌「パーソナリティ心理学研究」に掲載された学術論文のうち,優れた業績として推薦を受けたもの中から,1年に1本表彰されるものです。日本ではまだ少ない領域の研究において,バーンアウト(燃え尽き症候群)の程度と対応して,グリットのいずれの側面(根気,一貫性)が影響を及ぼすか,丁寧な分析を行ってモデル化した点,及びその社会への還元可能性の高さについて評価されたことが,今回の受賞につながりました。
 井川准教授は「このような名誉ある賞をいただけたことを大変光栄に感じております。今後も,自分自身がバーンアウトしないようにコツコツと研究の知見を積み重ねていきたいです」と話していました。

中西教授と井川准教授(右)
中西教授と井川准教授(右)