お知らせトピックス2019-065

日露医療協力推進事業 小児内視鏡の協力にてラウンドテーブル等を実施

 本学が今年度採択された厚生労働省日露医療協力推進事業 小児内視鏡の協力にて,12月2日から8日まで,ロシア・クラコフ名称産科・婦人科・新生児科科学センターのヤロツカヤ・エカテリーナ国際協力部長,ドロフィエワ・エレーナ新生児外科臨床部長,パーニン・アンドレイ新生児外科医師の3名の視察団が来日しました。
 一行は,12月3日に東海大学医学部附属病院医学科外科学系小児外科の渡辺稔彦教授のもと,病院見学や手術見学や講演等を,翌4日には神戸大学医学部附属病院尾藤祐子小児外科診療科長のもと,手術見学やロシアでの内視鏡手術の紹介を行い,5日には,パシフィコ横浜で行われた本学主催・アジア医療教育研修支援機構共催の「JAPAN-RUSSIA JOINT PROGRAM」に出席しました。この会議には,国内から上述2名の医師のほか,家入里志鹿児島大学教授,内田広夫名古屋大学教授,山高篤行順天堂大学教授,大野康治大分こども病院副院長らも出席し,北野正剛学長から,相互の知識を共有し今後の我々の友好関係を続けていきたいと開会の挨拶がありました。
 訪問団は,それぞれの訪問先で積極的に活動し,予定時間を大幅に超過してのディスカッションや講演等を行いました。
 本事業は,日露経済協力8項目のうちの1つめ「医療水準を高め,ロシア国民の健康寿命の伸長に役立つ協力」として,本学が主導し実施しているものです。世界トップクラスにある日本の小児内視鏡分野のトレーニングシステムをロシアに移転し,本分野の普及促進を構築していく予定です。

東海大学医学部付属病院にて
東海大学医学部付属病院にて
神戸大学医学部附属病院にて
神戸大学医学部附属病院にて
JSES Japan-Russia Round Table 集合写真
JSES Japan-Russia Round Table 集合写真
ラウンドテーブルで開会挨拶を行う北野学長
ラウンドテーブルで開会挨拶を行う北野学長