お知らせトピックス2019-066

第一交通産業株式会社と包括連携協定を締結

 本学は,12月18日に第一交通産業株式会社と包括連携協定を締結しました。
 この協定は,本年9月,同社代表取締役創業者会長 黒土始氏に,本学から名誉博士称号を授与したことから発展したもので,同社が「総合生活産業」企業として,まさに地域に密着し,地域住民の生活を支え,それぞれの地域にとってかけがえのない存在となっていること,多角化の一環として地域公共交通の活性化や福祉事業等の新しい分野に取り組み,創業から連続したイノベーションを行っていることなどを通じて,これからの地域社会のあり方を一緒に考えていけないかということから,この度の包括連携協定締結に至ったものです。
 同社会議室で実施された調印式では,本学から北野正剛学長,大崎美泉理事(教育,入試,学生・留学生支援担当),高見博之経済学部長等が出席,第一交通産業株式会社からは,黒土会長,田中亮一郎代表取締役社長等が出席しました。
 北野学長と黒土会長が互いに協定書に署名した後,北野学長から,「このたびの包括連携協定をもとに,第一交通産業株式会社とは,密に連携を図り,それぞれの強みを活かしながら,共通する理念の実現と社会的使命を果たすため,新たな産業分野やイノベーションに関わる実践的な研究および教育の向上,人材育成に取り組みたい」と挨拶がありました。これを受け,黒土会長から,「これからの時代は,アントレプレナーシップの涵養やイノベーションの精神が重要になる。それは,私自身が70年前から実践してきたことであり,その精神,神髄を学生たちに伝えたい」と挨拶がありました。
 本学にとっては,大分県外の企業との包括連携協定締結は初めてであり,今後は同社と,医療・福祉・行政・観光等の分野での交通事業や交通環境整備による地域経済の活性化と地域振興,黒土会長をはじめとした経営幹部によるイノベーション講義や学生の事業化・起業化に対する支援等の事業に取り組むこととしています。

協定書を手にする黒土会長(左)と北野学長(右)
協定書を手にする黒土会長(左)と北野学長(右)