お知らせトピックス2019-076

「2019年度おおいた創生シンポジウム」を開催

 大分大学と大学等による「おおいた創生」推進協議会は,2月8日に「今,大分の大学で学べること」をテーマに「2019年度おおいた創生シンポジウム」を開催しました。本シンポジウムは,2016年度から開催しており,今年度は次の大分を担う高校生を主な対象として企画を行いました。
 まず,前半の第1部では,主催者を代表して大学等による「おおいた創生」推進協議会代議員会 越智義道議長(大分大学副学長)が挨拶とCOC+事業の概要説明を行いました。
 続いて,大分県立看護科学大学,別府大学ならびに日本文理大学の教員・学生から,それぞれ「地域協働教育」の取組内容の発表を,また,あまべ文化研究所の岩佐氏ならびに玖珠八幡自治会館の豊田氏より「地域協働教育」が地域に残した成果の発表がありました。
 第1部の最後には,本学COC+推進機構の和田智雄コーディネーターが,就職優遇制度を包含した「おおいた共創士認証制度」について説明を行いました。
 1部と2部の間の休憩時間には,COC+事業の授業「地域ブランディング」を契機に,関係者が起業した「玖珠レーベル」開発の「もち麦粉」を用いた「まぜそば」の試食会を行いました。80食準備した「まぜそば」は,あっという間に完食となり,試食した高校生や大学生からは「麺がもちもちで美味しかった」「おかわりしたくなった」といった感想が寄せられました。
 後半の第2部では,大分県からの援助で実施した「地域活性化事業」について,実施された27件全ての成果をポスターで展示の上,「ポスターセッション」を行いました。高校生をはじめとする多くの参加者は,ポスターの前で熱心に説明に耳を傾け質問を行っていました。その後,人気投票を行い,別府溝部学園短期大学の「地域の子ども達と共に創る人形劇制作及び人形劇公演の取組」が1位を獲得しました。
 続いて,これまでのシンポジウムを通して,疑問に思ったことに対して「質問タイム」を実施し,参加した高校生から「補助金がなくなったら,私たちが入学しても,このような取組に参加出来なくなりますか?」「おおいた共創士に認証される基準は企業ごとに違うのですか?」といった質問があり,大学の教員等が丁寧に回答しました。
 シンポジウムの最後には,大分県企画振興部審議官兼政策企画課 磯田課長より講評がありました。
 本シンポジウムには,高校生(90名)をはじめ,大学生,大学職員,企業関係者,自治体関係者等,合計220名と多くの参加があり,大変盛り上がったシンポジウムとなりました。
 シンポジウム参加者からは「大学,自治体,企業が連携して様々な取組を行っていることが分かった」「自分も何か地域のために活動してみようと思った」といった感想が寄せられました。

会場は220名の参加者で一杯
会場は220名の参加者で一杯
挨拶する越智代議員会議長
挨拶する越智代議員会議長
「地域協働教育」の取組を発表する日本文理大学生
「地域協働教育」の取組を発表する日本文理大学生
「ポスターセッション」高校生に取組内容を説明
「ポスターセッション」高校生に取組内容を説明