株式会社エイビスの吉武社長がバンコクオフィスを訪問されました。エイビス社は大分市に本社を有する企業で，介護ビジネスを展開されています。今回，JICAの中小企業海外展開支援事業～タイ国福祉・保健医療向上に向けたICT技術を活用した「みまもりシステム」の案件化調査～に採択されての訪問となりました。
　タイにおいても高齢化社会は目前に到来しており，2014年の60歳以上人口は約1000万人（人口の約15%），合計特殊出生率も日本より低い1.39と急速な勢いで高齢化が進んでいます。エイビス社は，日本の介護医療分野で実績のある「みまもりシステム」を海外展開すべく，JICA事業に応募され，見事採択されました。これから，バンコク近郊の2つの病院でビジネス展開に向けた実地調査が開始されます。タイの地方では，介護は地域コミュニティを中心としてなされていると感じています。今後急速な高齢化を受けて，マンパワーが不足することが容易に推測でき，省力化が図れる「みまもりシステム」はタイでも受け入れられるだろうと確信しています。
　大分大学バンコクオフィスでも，現地を一緒に訪問する等，可能な限りサポートをさせて頂こうと考えています。

　大分大学バンコクオフィスでは，タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス（tomohisa@oita-u.ac.jp）までお問い合わせ下さい。