国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.92

マヒドン大学シリラート病院から医学研修生受入れ

 コロナウイルスのパンデミックによって中断していた国際交流を再開しました。令和4年6月6日から6月24日までの間、本学医学部にてマヒドン大学医学部3年生Darinorn Pleanrungsiさんの医学研修受入れを行いました。この交流は、平成27年8月24日に締結した本学とマヒドン大学(タイ王国)の大学間交流協定に基づき実施したものです。
 Darinornさんは、感染予防医学講座(小林隆志教授)において、指導教員の元で基礎医学研究の手法、考え方について学び、学術交流を図るとともに、基礎配属中の本学医学部医学科生とも交流しました。また、週末には感染対策を施しつつ感染予防医学講座博士課程在籍中のタイ人留学生と湯布院などを訪問し、大分の文化・自然に触れる機会を持つこともできました。
 3週間の研修を終えて帰国する際には、「来る前は色々不安があったけれど大分大学で研修ができて本当に良かった。後輩たちにも大分大学で学ぶことを是非勧めたい」等の感想を述べてくれました。
 今回のマヒドン大学シリラート病院からの医学生受入れは、コロナウイルスの水際対策緩和を受けて実施しました。訪日の手続きや訪日ビザの取得には、コロナ前より煩雑な事務作業がありましたが、受入れから帰国まで無事に遂行することができました。大分での生活サポート、研修受入れ講座との調整等のサポートはバンコクオフィスにて行いました。
 研修を終えた学生が無事に帰国できたことは、バンコクオフィスとしてもうれしいことであり、充実した表情で研修を行っているDarinornさんを見て、現地で交流する意義を改めて感じる事となりました。ポストコロナに向けて、今回の交流再開は恐る恐るでしたが、徐々に活動を戻していきたいと思っています。
 マヒドン大学シリラート病院からは、来年の受入れの打診も来ており、バンコクオフィスとしても状況を見極めつつ積極的に取り組んでいこうと考えています。

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
北野学長と面会<br />(左から小林教授、北野学長、Darinornさん<br />内田助教)
北野学長と面会
(左から小林教授、北野学長、Darinornさん
内田助教)
杉尾医学部長と面会<br />(左から小林教授、杉尾医学部長、Darinornさん<br />内田助教)
杉尾医学部長と面会
(左から小林教授、杉尾医学部長、Darinornさん
内田助教)