国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.94

タイ教育省と面会

 タイ教育省関係者とロイヤルバンコクスポーツクラブにて、「日本・アジア青少年サイエンス交流事業(さくらサイエンスプラン)」や日タイの教育について意見交換を行いました。タイ教育省からはDr. Kosol(国民立法議会議員、教育科学常任委員会委員)をはじめ、Mr. Poramet Charoynootら3名の関係者が出席されました。大分大学からは、感染予防医学講座の小林教授とバンコクオフィス担当の内田助教が出席しました。
 Dr. Kosolとは、2014年にさくらサイエンスプログラムのプロジェクトでタイのチュラポーンスクールの高校生13名の大分大学医学部での受入れ開始以来、定期的に面会し意見交換を行ってきました。コロナ禍のため、直接の面会は約2年半ぶりとなりましたが、いつも以上に温かく迎えてくれたことが印象的でした。
 さくらサイエンスプログラムは、タイ全土に13校点在する国立の高校(チュラポーン校12校、マヒドンウィッタヤヌソン校1校)から、各校1名ずつ選抜され、大分大学で一週間の研修を行うJST公募事業です。2014年の事業開始以降2019年までに6回の受入れを実施し、2020年はコロナ禍のため中止しましたが、2021年はタイの高校生と大分大学をオンラインで結び実施しました。
 今年もさくらサイエンスプログラムが採択され、11月末に大分にて受入れ予定であること、コロナの状況によっては変更もあり得ることを伝え、了承を得ました。タイ教育省にとっても、大分大学への生徒派遣は重要なイベントと認識してくださっており、3年ぶりの再開をとても歓迎していただきました。コロナの状況を注視しつつ、慎重に準備を進めていく予定です。


 大分大学バンコクオフィスでは、タイならびに周辺諸国での活動(研究、学生交流、その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
タイ教育省Dr. Kosol(中央)とタイ教育省関係者と
タイ教育省Dr. Kosol(中央)とタイ教育省関係者と