国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.104

第21回MESDAセミナー開催

 3月17日~18日、チェンマイ大学にて、Mekong Endo-Surgery Development Association(MESDA)第21回セミナー “Complex issues in colorectal cancer and CRLM”が開催されました。これは、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムらメコン地域諸国の低侵襲治療の普及と技術向上を目的として作られたNPOであるMESDAの第21回セミナーです。
 特別講師として、大分大学消化器・小児外科学講座 猪股雅史教授、国立がん研究センター東病院伊藤雅昭副院長、大分大学消化器・小児外科学講座青山佳正医師に参加頂きました。セミナーに先だって行われた理事会では、MESDA理事長の北野正剛学長、バンコクオフィス担当の内田講師も参加し、現状報告と来年度の活動計画について話し合いました。
 今回のMESDAセミナーでは、第1日目に専門家による講義が行われ、翌日にはSoft cadaverを用いた実践的な研修がおこなわれました。コロナ禍により中断されていた久しぶりの対面でのセミナーということもあり、参加者からは、「ようやく実地でセミナーができるようになってうれしい。特にSoft cadaverを使ったトレーニングはオンラインではできないので非常に有意義である。」との声が聞かれました。この3年間、MESDAセミナーはオンラインでの研修プログラムを提供してきましたが、実地でしかできないことがあることが明瞭になったことも事実で、オンラインとオンサイトのいい点を取り入れながら、メコン地域諸国の低侵襲治療の普及と技術向上を果たしてくことを再確認するセミナーにもなりました。


 大分大学バンコクオフィスでは、タイならびに周辺諸国での活動(研究、学生交流、その他)を支援しています。お気軽に tomohisa@oita-u.ac.jp までお問い合わせ下さい。
北野学長の挨拶
北野学長の挨拶
猪股教授の講義
猪股教授の講義
MESDA理事の先生方
MESDA理事の先生方