経済学部への社会イノベーション学科の設置について

経済学部への社会イノベーション学科の設置について

改組・学科新設の理念・目的

 今日,わが国では,産業競争力の低下,少子高齢化等の諸課題を克服するために「グローバルなイノベーション競争を勝ち抜くための教育,人材育成システム」が課題とされています。こうした企業経営上の革新(イノベーション)は中央大手企業だけではなく地方経済でも求められています。また,イノベーションを企業間,行政やNPO等地域社会とともに実現すること,あるいはその手法を公的サービスにも活用して社会問題を解決する取組みも求められています。このように,商品・サービスの開発など,イノベーション=新たな価値をつくり出す事業は,社会の多面的な構成員相互のつながりと広がりを背景に希求されており,これを担いうる人材の育成が急務となっています。
 こうした状況を踏まえて,本学部は,企業経営での新商品・サービス開発や,地域活性化のための街づくり等,事業創造において,これに関する基礎的な知見を備え,企業間,企業と行政・NPO・市民間等,組織の中でこれに携わる人材の育成を行う学科「社会イノベーション学科」を設置します。
 学科新設と同時に,経済,経営システム,地域システム3学科においても学生定員の変更等学部改組に取り組み,これまでの人材育成に関わる実績を踏まえたうえで,地域社会からの人材育成の社会的要請にも応えられるよう,新たな地域課題教育プログラムなど学部全体の教育改善向上を図ります。

新学科の概要

新学科開設時期: 平成29年度
学科学生数:社会イノベーション学科(新設)40名
入試:学部を単位として行います。各学科への所属は2年次からとなります。
学位: 学士(経済学)

■学部の構成



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「社会イノベーション学科」で養成する人材

 本学科では,次のような能力や知見を備えた人材を養成します。
 商品・サービスの創造等による企業経営上の革新や,行政・NPO等による社会事業創造等の課題解決について,新たな価値創造(イノベーション)が求められる社会経済状況を理解した,組織の中でイノベーション強化に携わる人材を養成します。

新学科における教育課程の特徴

 社会イノベーション学科では,初年次向けの専門基礎科目として「イノベーション・マネジメント入門」を必修科目とします。さらに,企業・地域社会と連携した課題探求型授業を必修化し,1年後期の「ソーシャルイノベーション創出実践ワークショップ」により2年次からの学科選択への学習動機付けを行うとともに,2年後期の「サービス現場のフィールドワーク」により3年次からの専門演習選択に向けた動機づけを行うことで基礎から応用・実践まで段階的に学びます。


■社会イノベーション学科における教育の特徴



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経済学部パンフレット

2016年8月26日