PET-CT

本学医学部附属病院で発生した放射性物質の過量投与について


                       学長コメント


 本年9月17日(水)に3名の患者さんにPET-CTを施行した後,放射線技師が通常の画像よりも濃く撮影されているのに気付き機器を確認したところ,通常量の1.7倍の放射性薬剤FDGが過量投与されていることが判明しました。

 後に,本件はディスポ製品内の弁に異物が付着していたのが原因であることが判明し,メーカーは速やかに同じ製造番号のディスポ製品を全国の病院より回収しております。本院に設置しているPET-CT装置の異常や職員の過誤は一切認められませんでした。

 従って,本件は不良なディスポ製品が原因であり,メーカーの責任によって生じた医療事故と結論しております。3名の患者さんには過量投与によるご心痛をおかけしましたことは大変遺憾であります。



                               国立大学法人大分大学長 北野正剛