学部長・研究科長からの「新入生へのお祝いメッセージ」
学部長・研究科長からの「新入生へのお祝いメッセージ」
新入生の皆さん、ならびに保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
各学部長・研究科長からお祝いのメッセージをお届けします。
教育学部長・教育学研究科長 佐藤晋治
大分大学教育学部および教育学研究科へのご入学、おめでとうございます。本学部は、大分県師範学校から149年の歴史を誇る伝統ある学びの場です。ここでの学びを通じて、皆さんがこれからの教育を担う志ある教員へと成長していくことを期待しています。
本学部・研究科では、「教員になるための学び」だけでなく、確実に「教員になる」ことを目指しています。初等中等教育や特別支援教育における地域の教育課題にも対応できる実践的指導力を身につけるための充実したカリキュラムと教員採用試験の手厚い支援により、5年連続全国1位の教職就職率を誇っています。
「学校の先生になる」という皆さんの決意は、児童生徒の自己実現を支える大切な使命へとつながります。教職の道を進む仲間とともに学び、指導力や豊かな人間性を身につけ、これからの教育を創造していきましょう。私たち教職員も全力でサポートします。
経済学部長・経済学研究科長 高見博之
ご入学おめでとうございます。新たな一歩を踏み出したみなさんを心より歓迎いたします。これから始まる大分大学での生活は、未来の可能性を広げるための貴重な時間です。学生として自由に使える豊富な時間こそが、最大の資産です。自分の興味や関心に基づいて、時間をかけなければ身につかないことにぜひ挑戦してください。
これからみなさんは、経済や経営を中心に、広く社会科学分野の知識や考え方、学び方を学んでいきます。その学びは、企業経営や政策立案だけでなく、日常生活やグローバルな課題解決にも役立つものです。また、教室内での学びに加え、企業や地域社会と連携した実践的な機会が豊富に用意されています。これらを積極的に活用し、自ら課題を発見し解決する力を養ってください。そして、大分という地だからこそ得られる学びにも目を向けてみてください。
挑戦と成長の場である学生生活を大いに楽しみながら、みなさん自身の可能性を追求してください。みなさんの充実した学生生活と輝かしい未来を心より願っています。
医学部長・医学系研究科長 猪股雅史
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
大分大学医学部への入学という新しい一歩を踏み出された皆さんを、心から歓迎いたします。
大分大学医学部では「地域に根差し、世界と伍する医療人・研究者の育成」を目指しています。医療人に必要なものは、3つのH、すなわちHead(知識)、Hand(技術)、Heart(他者を思いやる心)であり、学生時代には、これらを磨くとともに、人としての成長をも促します。
これからの学生生活は、学問を深めることはもちろん、多くの仲間を作り、失敗を恐れず何事にも挑戦し、自分の限界を押し広げて、未来への道を切り拓くことが重要です。皆さんの若き情熱が、社会に貢献し、多くの生命を救う力となると信じています。
皆さんの学生生活が光り輝けるように、しっかり応援していきます!
理工学部長・理工学研究科長 小林祐司
理工学部、理工学研究科の新入生の皆さん、入学・進学おめでとうございます。新入生の皆さんは、どんな気持ちでこの日を迎えられているでしょうか。皆さんの可能性は無限大です。自分で限界を決めず、「挑戦するマインド」、「立ち上がる力」の土台をつくる時間として捉え、多くのことを吸収していってほしいと思います。世界は目まぐるしく、また急速に変化しています。皆さんが社会に出る頃には、今よりさらに多様な課題に対応できる柔軟性や創造性が求められてくることでしょう。これから学ぶ教育プログラムにとどまらず、かつ出口を狭めることなく、広く、貪欲に学んでいってください。これは研究科に入学・進学した学生にも同じことが言えると思います。自力をつけるのです。
大学生活という自由な時間を大切に、有意義に活用してください。「よく学び、よく遊べ」の姿勢です。卒業、修了する頃に誇れる何かを掴んでいることを祈ります。実りある学生生活を!
福祉健康科学部長・福祉健康科学研究科長 片岡晶志
ご入学おめでとうございます。長い受験生活を抜け出し、この良き日を迎えることができて、慶びも一入と思います。学部教職員を代表しましてお祝い申し上げます。
福祉健康科学部は設置後10年目を迎えます。本年度入学する皆さんが10期生となります。本学部は、理学療法コース、社会福祉実践コース、心理学コースの3つからなっています。それぞれ、理学療法士、社会福祉士、精神保健福祉士、公認心理師の国家資格をもった専門職を養成します。単に国家資格だけではなく、専門職のリーダーを養成することを目的にし、地域に貢献し、世界で活躍出来る人材を育てたいと考えています。
少子高齢化が進み、日本の18歳人口は減少傾向にあります。2024年度の大学進学者は63万人、そのうち国立大学進学者は約10万人しかいません。2040年には大学進学者は46万人に減少しますので、国立大学進学者は10万人以下になるのは必至といえます。政府は、将来、国立大学が育成するすべての人材の能力を高め、「知の総和」の向上に貢献できる、より高度な人材育成に取り組むことを宣言しています。
のんびりしている時間はありません。切磋琢磨して長い階段を1歩ずつ登っていきましょう。私たち教職員は全力で応援します。