国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.1

第2回日タイ内視鏡トレーニングコース-応用編-

9月16日・17日チュラロンコン大学医学部にてThe 2nd JAPAN-THAILAND collaboration program for Advanced Endoscopic Training Courseが開催されました。
 これは,本邦の優れた腹腔鏡外科手術の技術を海外に普及する中で,ASEAN諸国の中心であるタイ王国において腹腔鏡手術の技術の普及・向上を目的に,現地で講義・実技指導を行うプロジェクトで,JICA,オリンパス(株)と本学との共同事業として行われました。
 本学医学部消化器・小児外科学講座から,猪股雅史教授,白下医師,上田医師,柴田医師,平塚医師が参加し,大分大学バンコクオフィスの内田助教がサポートしました。
 Training courseでは講義と実技指導が行われ,講義では腹腔鏡手術の手技についてビデオを用いた説明があり,実技ではsoft cadaverを用いた指導が行われました。
 soft cadaverとは献体に特殊処理を施したもので,生体に近い状態で手術手技をシミュレートすることができます。
 チュラロンコン大学医学部にはSoft Cadaver Surgical Training Centerが設置されており,卒前卒後教育に利用されています。
 チュラロンコン大学病院から,40人以上の若手・中堅医師が参加し,実際に手術で使われる腹腔鏡機器を用いて,本学医師による熱心な指導が行われ,参加者からは,「非常に勉強になった。ここで学んだ技術を磨き患者さんに応用していきたい。」との感想がありました。
 本プロジェクトは,平成27・28年度で計5回のセミナーが開催されることが決まっており,次回は平成28年1月に大分大学医学部にて受入れ研修を行なう予定です。

大分大学バンコクオフィスでは、タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
プログラム
プログラム
指導の様子1
指導の様子1
指導の様子2
指導の様子2
参加したメンバー
参加したメンバー