国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.5

JST「さくらサイエンスプラン」によりタイの高校生受入れ

 平成26年度に引き続き国立研究開発法人科学技術振興機構が公募した「さくらサイエンスプラン」に採択され,タイ全土に13校あるサイエンススクール(チュラポーンスクール12校,マヒドンウィッタヤヌソンスクール)から各校1名,計13名の高校2年生を,10月12日~19日の間,本学医学部の内田助教が中心となり訪問受入れを行いました。13名の希望進路は,医歯薬学系10名,国際関係1名,エンジニア1名,コンピュータサイエンティスト1名でした。

交流,研修の日程は以下のとおりです。
10/12(月) 福岡空港着,太宰府天満宮,九州国立博物館を見学後,大分へ移動
10/13(火) 医学部歓迎行事,附属病院見学,スキルスラボセンター体験(消化器外科講座,外科糸結び,腸管縫合体験)
10/14(水) 大分県立大分舞鶴高等学校訪問 (日タイのサイエンススクールの交流)
10/15(木) 新日鉄住金大分製鉄所見学,別府観光
10/16(金) 研究室でセミナー(分子病理,感染予防医学) ,本学女性研究者との交流会
10/17(土) 大分工業高等専門学校との交流 (ミシンボランティア部との交流,タイ舞踊披露,うみたまご見学,市内中心部散策)
10/18(日) 全体討議,反省会,九重夢大吊橋見学,福岡へ移動,福岡タワー見学
10/19(月) 福岡空港から帰国

 来訪した高校生は,非常に積極的で興味を持って研修・交流に参加し,中でも本学スキルスラボセンターでの糸結び,腸管縫合体験が印象に残ったとの声が聞かれました。ポストアンケートでは,13人全員が「非常に満足した」と答えました。医学部では,タイ人留学生を受け入れる準備をしており,タイの高校教育界に大分で学び医師を目指すキャリアパスを明瞭に提示することができました。
 さくらサイエンスプランは単年度事業で,来年も改めて申請しなければなりません。参加生徒やタイ教育省から,来年以降も継続してほしいとの強い要望が上がっており,継続して採択されるよう大分大学バンコクオフィスでもサポートしていきます。

 詳しい活動の様子は以下のFacebookでご覧になれます。
Sakura Exchange Program in Science - Oita

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
守山医学部長を表敬訪問
守山医学部長を表敬訪問
病院見学,ドクターヘリと記念撮影
病院見学,ドクターヘリと記念撮影
糸結び,縫合体験で外科医の説明を熱心に聞く参加者
糸結び,縫合体験で外科医の説明を熱心に聞く参加者
医学セミナーで最先端医学の講義を受ける様子
医学セミナーで最先端医学の講義を受ける様子
大分舞鶴高校での交流の様子
大分舞鶴高校での交流の様子
大分高専での交流会
大分高専での交流会