2015年12月22日～24日，タイ・ペッチャブリ県で開催されたTJSSF 2015に本学の内田助教が参加しました。TJSSF 2015は，シリントーン王女の60歳の誕生日を記念して開催された日タイのサイエンススクールのイベントで，日本から高校生約200名，タイから300名の高校生が参加しました。「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーをつとめられたJAXAの川口淳一郎先生の特別講演，日タイの高校生の研究発表，各種交流行事が催され，充実した3日間となりました。
　大分大学医学部では，さくらサイエンスプランを活用し，タイ・チュラポーンスクール13校から各校一人ずつを受け入れ，一週間の研修を行っています。TJSSF 2015にも，大分大学で研修を受けた生徒が5名参加し，うれしい再会を果たすことができました。また，大分のサイエンススクール指定校である大分県立大分舞鶴高校から生徒8名，教員1名が参加し，活発な研究討議やタイの高校生との交流がなされていました。校長会議に出席した折には，大学としての立場から日タイの高校生交流について意見を述べさせて頂きました。
　このTJSSF 2015において，チュラポーンスクール・ロッブリーと大分舞鶴高校の間で交流協定が締結されました。タイ教育省から，チュラポーンスクール・ロッブリーの交流相手を紹介してほしいとの依頼を受け，約一年半をかけて準備し，この日のMOU締結に至りました。今年4月には，チュラポーンスクール・ロッブリーから大分舞鶴高校に生徒を派遣するとのことで，今後の活発な交流が期待されます。
　大分大学バンコクオフィスでも，できるだけのサポートをしていくことにしています。


校長会議の集合写真（前列左から4番目が内田助教）