国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.13

Subcon Thailand 2016で講演

 5月11日~14日にバンコク国際展示場BITECでSubcon Thailand 2016が開催されました。特別企画”Can Thailand become the Medical Valley of Asia?” (タイはアジアのメディカルバレーになり得るか?)で、日本大使館唐木書記官の「日タイの医療デバイス産業」についての講演の後、医学部の内田助教が「東九州メディカルバレー構想と大分大学バンコクオフィスの医療分野での活動」の講演を行いました。
 Subcon Thailand 2016は、産業部品およびビジネスマッチングに関するASEAN地域最大のSubcontracting(裾野産業)向け大型展示会で、Thailand Board of Investment (BOI)タイ投資委員会産業連携開発ユニット及びタイ国投資委員会によって共同開催される唯一のイベントです。タイ国内および海外、特にASEANや日本の企業をリンクさせることにより、ビジネスパートナーシップおよびマッチメイキングを確立するための見本市で、4日間のイベントでは、多くのアクティビティーやセミナーが開催されます。BOIの重点政策分野として医療機器が掲げられており、今回上記テーマで講演する機会を得ました。
 講演では、東九州メディカルバレー構想について概説するとともに、血液浄化分野におけるタイ人医師や医療技術者の育成について、大分大学を中心とした人材育成の取り組みを説明し、タイで医療産業を活性化して投資を呼び込むにはどのような施策が必要かを講演しました。また、昨年8月に開設した大分大学バンコクオフィスについて、オフィスが掲げる4つの重点領域
・医療分野での人材育成
・医学生、医師、医療関係者の人的交流
・タイに進出する医療関係企業へのサポート
・タイとの共同研究
について説明しました。
 講演後は、BOIの責任者も非常に関心を示しており、医療デバイスを次の産業の柱に育てたい意向を強く感じることができました。

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
演者の方と 左から中川(株)奈良精巧社長、<br>内田助教、唐木日本大使館書記官
演者の方と 左から中川(株)奈良精巧社長、
内田助教、唐木日本大使館書記官
セミナーのボード前で 左から中川(株)奈良精巧社長、<br>内田助教、前川大阪産業大学教授
セミナーのボード前で 左から中川(株)奈良精巧社長、
内田助教、前川大阪産業大学教授
講演を行う内田助教
講演を行う内田助教
Subcon Thailand 2016会場の様子
Subcon Thailand 2016会場の様子
日本企業の出展ブース
日本企業の出展ブース