大分大学海外 事務所活動報告vol.15

第4回日タイ内視鏡トレーニングコース-応用編- サポート

 6月14日~15日マヒドン大学附属シリラート病院にて,JICAとの共同事業である「The 4th Japan-Thailand collaboration program for advanced endoscopic surgery training course」が開かれました。この事業は,タイに内視鏡外科手術の手技の向上を図るプロジェクトであり,本学消化器外科学講座から猪股教授を始め5名の医師が訪問し,タイの若手外科医の指導に当たりました。第1回・第2回はタイ・バンコク,3回目は本学での受け入れ研修に引き続き,今回が4回目の開催となりました。
 タイの各地から若手外科医が集まり,一日目(14日)は,最先端の内視鏡外科(腹腔鏡手術)についての講義と,動物の腸を用いた腹腔鏡手術シミュレーションを行いました。二日目(15日)は,特殊処理した死体(cadaver)を使用し,実際の手術に近い質感と操作感で,より実践的な手術シミュレーション研修を行いました。この事業に複数回参加している先生もおり,「複数回参加することで知識がより定着し,cadavarを用いた研修は実際の手術と近く,日本からの専門の先生に直接指導を受けられて非常に勉強になる」と述べていました。
 大分大学バンコクバンコクオフィスでは,この事業に協力し,本学の指導者ならびにタイ側の参加者の調整役として,研修がスムーズに運ぶようサポートを行いました。本事業で学んだ研修生の皆さんが,今回得た知識を活用してタイでさらに活躍することを願っています。
 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
セミナーの司会をする猪股教授
セミナーの司会をする猪股教授
入り口に掲げられたプロジェクトの案内
入り口に掲げられたプロジェクトの案内
腹腔鏡の指導を行う猪股教授
腹腔鏡の指導を行う猪股教授
セミナーの司会をする遠藤医師
セミナーの司会をする遠藤医師