大分大学海外事務所 活動報告vol.28

JICA中小企業海外展開セミナーで講演

 平成28年12月19日,ホルトホール大分で開催されたJICA九州主催「地域の強み」を世界へ!中小企業海外展開セミナー in 大分 -『医療福祉』と『再生可能エネルギー』から読み解く海外展開のヒント- にて,医学部の内田助教が「医療機器の国際展開における大学の役割」と題して講演を行いました。
 講演では,平成27年8月に開所した本学バンコクオフィスの活動を紹介し,本学が推進する東九州メディカルバレー構想のタイにおける活動,メコン地域の医療技術向上を目的として組織されたNPO法人であるMESDA(Mekong Endo-Surgery Development Association)の活動,大分の地場企業でバンコクのビジネス展開に取り組んでおられる(株)エイビスとの連携を主に紹介しました。
 特に医療機器分野においては,その医療機器に実際に触れて使ってもらい,その良さを実感してもらうことが重要になってきます。本学を研修の場として活用してもらい,中小企業が海外進出する際,人材育成の面から協力させていただきたいと思い講演しました。医療機器の海外展開に際し,大学の豊富な人材と施設を人材育成の場として協力する事を「大分モデル」として提唱しており,海外展開を考える企業の方の力になればと考えています。

■JICA九州のホームページでも本講演会の様子が紹介されています。
https://www.jica.go.jp/kyushu/topics/2016/ku57pq00000gd9xc.html

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
セミナーで講演する内田助教
セミナーで講演する内田助教