国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.61

世界保健デー関連イベント出席

 4月4日,バンコク日本大使館で開催された世界保健デー関連イベント「職場健康づくりのためのヘルスケアテクノロジー~タイと日本による新たなヘルスケア領域における価値共創~」にバンコクオフィスの内田助教が参加しました。
 このセミナーは,在タイ日系企業において経営課題となりつつある従業員の生活習慣病や医療費上昇対策の観点からヘルスケアテクノロジーに着目し,職場での対策について理解を深め,2018年世界保健デーテーマの「国民皆保険」とテクノロジーの観点から職場健康作りの可能性を考える会として開催され,在タイ日経企業経営者や健康管理担当責任者約50名が参加しました。
 鷹合一真在タイ日本国大使館一等書記官と,Dr. Chanwitタイ国健康促進財団ディレクターの挨拶の後,高橋洋介JICA技術協力プロジェクトチーフアドバイザーによる基調講演がありました。また,企業からの実例紹介として,近藤秀和オムロンヘルスケアタイランド社長の「オムロン流ワークプレイスヘルスプロモーション戦略」,日立製作所国際標準化推進室 市川芳明氏の「健康経営に向けた日立のテクノロジー」があり,最後に,バンコクオフィスの内田助教が,タイ企業にヘルスケアを根付かせるための方向性について,講演を総括しました。
 タイでは従業員が企業に定着しにくい等の問題が指摘されており,解決策の一つとして従業員のヘルスケア充実の可能性が示唆された有意義なセミナーでした。本セミナーの閉会挨拶の機会を得られたことは,盤谷商工会議所ヘルスケア委員会等での企業との活動の成果の一つであり,ヘルスケア領域においても,日系企業の方と共に活動の幅を広げていきたいと考えています。

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
鷹合一真一等書記官の挨拶
鷹合一真一等書記官の挨拶
高橋洋介JICA技術協力プロジェクト<br />チーフアドバイザーの講演
高橋洋介JICA技術協力プロジェクト
チーフアドバイザーの講演
主な参加者と共に
主な参加者と共に
閉会の挨拶をする内田助教
閉会の挨拶をする内田助教