国際交流大分大学海外事務所 活動報告vol.90

第13回MESDAセミナー開催

 9月24日,25日,オリンパスタイランド研修施設(T-TEC)ならびにマヒドン大学シリラート病院にて,Mekong Endo-Surgery Development Association(MESDA)第13回セミナー「腹腔鏡下接腸切除術コース」が開催されました。カンボジア,ラオス,ミャンマー,タイ,ベトナムらメコン地域諸国の低侵襲治療の普及と技術向上を目的として作られたNPOであるMESDAの第13回セミナーです。
 今回は,特別講師として本学消化器小児外科学講座 猪股雅史教授も参加し,MESDA理事長の北野正剛大分大学長,バンコクオフィスの内田智久助教も参加しました。9月24日はT-TECにて専門家による講義とシミュレーターによるトレーニングを行い,25日にはSoft cadaverを用いた実践的な研修を行いました。
 今回のMESDAセミナーでは猪股教授から日本内視鏡学会の認定医システムについての講演も行いました。医療の質を担保するには,医師の技量を客観的に評価する認定医システムが必要ですが,MESDAセミナーに参加するメコン諸国ではその体制が十分とは言えず,これからの課題となっています。参加者からは「先行する日本のシステムを参考にして自国でも認定医システムを整備していきたい」との感想がありました。

 大分大学バンコクオフィスでは,タイならびに周辺諸国での活動(研究,学生交流,その他)を支援しています。お気軽にバンコクオフィス(tomohisa@oita-u.ac.jp)までお問い合わせ下さい。
北野学長挨拶
北野学長挨拶
講師の先生方と
講師の先生方と
参加者全員で
参加者全員で
講演の様子
講演の様子