大分大学は、10月6日（月）、大分大学バンコクオフィス設立10周年を記念する式典を大分市内のホテルで開催しました。本オフィスは、2015年に大分大学初の海外拠点としてタイ王国の首都バンコクのマヒドン大学内に設置され、これまで東南アジア地域を中心に教育・研究・医療分野での国際交流を推進してきました。
式典には、バンコクオフィス開設時のマヒドン大学長で現マヒドン大学評議員のウドム・カチントン氏をはじめタイ王国関係者5名の来賓のほか、国内からも、これまで本学の国際交流にご尽力いただいた多くの関係者が出席されました。
　式典では、北野正剛学長の挨拶に続き、ウドム氏より、これまでの協力関係と相互信頼及び医療の発展に向けた取組を称える祝辞が、また、足立信也大分市長より、大分市の国際交流の施策と大分大学、バンコクオフィスに期待することなどの祝辞がありました。その後、バンコクオフィス担当の内田講師が、バンコクオフィスのこれまでの取組と成果を紹介しました。これまでの10年間で、医学部を中心に教育・研究・学生交流が着実に拡大し、現在では他学部や産学官連携の橋渡しなどにも広がりを見せています。
　また、これまでの交流を支えてきた関係者への感謝の意を込めて、特別講演や懇談の場も設けられ、出席者の間で活発な意見交換が行われるとともに再会を喜び合う和やかな場面も見られました。
　バンコクオフィスは10年間にわたり、東南アジアとの教育・研究交流の拠点として確かな実績を積み重ねてきました。今後も、タイをはじめとするアジア諸国との信頼関係を深め、地域と世界をつなぐ大学として国際的な活動を一層発展させてまいります。

　大分大学バンコクオフィスでは、タイならびに周辺諸国での活動（研究、学生交流、その他）を支援しています。お気軽に tomohisa@oita-u.ac.jp までお問い合わせ下さい。