情報公開・個人情報保護第1期中期目標期間(評価)学長コメント

第1期中期目標期間(評価)学長コメント

第1期中期目標期間(平成16~21年度)に係る業務の実績に関する評価結果についての学長コメント


国立大学法人大分大学長
羽 野  忠




 平成23年5月24日(火)に文部科学省国立大学法人評価委員会から,本法人の「中期目標期間に係る業務の実績に関する評価結果」の通知がありましたので,ご報告いたします。
 平成16年度~平成19年度までの評価(以下,暫定評価という。),さらに平成20年度及び平成21年度の実施状況を踏まえて行われた本法人の評価結果について,『教育研究等の質の向上の状況』では,3つの大項目≪教育,研究,その他 (国際・社会連携) ≫のすべてが,5段階評価の上位から3段階目である「中期目標の達成状況がおおむね良好である」と評価されました。
 一方,『業務運営・財務内容等の状況』では,4つの項目別評価のうち(1)業務運営の改善及び効率化については,5段階評価の上位から3段階目である「中期目標の達成状況がおおむね良好である」,(2)財務内容の改善,(3)自己点検・評価及び当該状況に係る情報の提供,(4)その他業務運営に関する重要事項≫については,5段階評価の上位から2段階目である「中期目標の達成状況が良好である」であると評価されました。
 特に,国立大学法人等の改革推進状況(別添3)の中で,1.効率的で責任ある意思決定体制の構築を図る観点から,学長・理事を補佐する組織として学長室及び理事室を設置するとともに,全学委員会を原則として各理事の下の部門会議に収れんさせ,委員会数及び委員数をそれぞれ約41%削減したこと(15頁),2.事務局の部課長をそれぞれ部局ごとのサポーターとして位置づけ,教育研究の現場である部局と事務局の橋渡しをして,部局の質問を解決することにより大学運営の改善に結びつける「部局サポーター制度」の創設(18頁),3.外部有識者の意見や提案を大学経営に積極的に活用する観点から,経営協議会を定例化(毎月開催)するとともに,大学と関係の深いステークホルダー(大学院生,保護者,高等学校教諭,自治体関係者,企業関係者)で構成される「大分大学ステークホルダー・ミーティング」を開催し,寄せられた意見を大学運営に活用していること(26頁)が取り上げられ良い評価を得ています。
 すでに,第2期中期目標期間がスタートし,1年目を終えました。第1期において,特色があり注目すべきとして評価された取組については,今後さらに充実を図り,第2期中期目標に掲げた「高度の専門職業人養成」,「幅広い職業人養成」及び教育・研究・医療活動が担う「社会貢献」において,特色を発揮する大学づくりを目指し邁進する所存です。
 今後も,地域社会と共に発展する「知の拠点」としての責務を果たすべく,更なる教育研究の質の向上を目指し,役職員一丸となって法人運営に取組んで参りますので,県民の皆様のご理解とご支援をお願いします。