大分大学の教職員・学生の皆さんへ

　6月19日から，県境を越える移動自粛が全面的に解除され，我が国のコロナ対策は新たなステップに入りました。
　教職員・学生の皆さんの自覚ある行動のおかげで，本学から誰も感染者が出なかったことに，まずは感謝します。
　学生の皆さんにとっては，アルバイト自粛により経済的に深刻な状況となった方，就職活動が思うように出来ていない方等，今回のコロナ禍の影響は極めて甚大なものでした。なによりも，オンライン授業のみで，まだ一度もキャンパスで授業を受けていない多くの新入生の皆さんにとっては，大学生となった実感すら湧かないのではないでしょうか。本学では，学びの継続のために様々な支援を用意していますので，一人で悩まずに相談窓口を尋ねてください。
　また，教職員の皆さんにとっても，教育・研究活動に支障をきたした方，国の特別措置等を受け迅速な対応に追われた方等，これまで経験したことのなかったここ数ヶ月だったでしょう。
　本学はこれまで，ウイルスの感染拡大を抑えるため，国や県の基準より厳しい制約を皆さんに課してきましたが，7月1日からは，可能な範囲で国や県の基準にあわせて対応します。
　しかし，ウイルス感染は終息したわけではありません。今後，第2波，第3波の到来が懸念されています。
　教職員・学生の皆さんには，これからも引き続き，国立大学の教職員・学生としての自覚を持って「新しい生活様式」を実践し，再びキャンパスに活力を取り戻していきましょう。