（事項1）厚生労働省　日露医療協力推進事業
　　　　小児周産期分野（小児内視鏡）の協力事業に採択

　昨年度に引き続き，厚生労働省が実施する日露医療協力推進事業　小児周産期分野（小児内視鏡）の協力事業に申請しており，6月12日付で採択（約3,000万円）されました。
　この事業は，平成28年5月に安倍総理からプーチン大統領に対して提示された8項目の「協力プラン」の具体化を図るものの1つで，ロシアにおける小児内視鏡分野の普及，促進を目的としています。日本からは本学の北野正剛学長をはじめ，鹿児島大学や順天堂大学，名古屋大学，東海大学，神戸大学の専門医により実地トレーニングや，意見交換を行います。
　昨年に引き続きロシアのクラコフ名称産科・婦人科・新生児科科学センターでの実地トレーニングやワークショップの開催を中心として実施することを検討しています。しかしながら，新型コロナウイルスの感染拡大に伴う渡航制限の影響もあることから，より安全な事業実施のため，当面はテレカンファレンス（テレビ会議）による協議や手術手技の説明，情報共有を行い，事業を実施する予定です。

（事項2）新たな学科の設置構想（案）

　本学は，平成28年度に福祉健康科学部の設置，教育福祉科学部を教育学部へ改組，平成29年度に工学部を理工学部に改組，経済学部に社会イノベーション学科の設置など，組織改革を進めてきました。
　今後，少子高齢化が進む中，本学が地域・社会に求められる国立大学としてさらに発展していくため，引き続き組織改革を進めていく予定です。今回，その大学改革の一つとして医学部に新学科を設置する構想を検討しています。

　新学科名：メディカル・イノベーション学科（仮称）
　設置時期：令和5年（2023年）4月
　コース：生命健康科学コース（仮称）
　　　　　臨床医工学コース（仮称）
　　　　　医療マネージメントコース（仮称）