お知らせトピックス2021-028

グローカル感染症研究センターを開設しました

 大分大学は,これまでの感染症研究の成果を集結させ,新たな感染症研究の全国共同利用研究拠点として,大分大学グローカル感染症研究センターを10月1日に開設しました。
 新型コロナウイルス感染症の拡大など,地球規模での感染症対策が喫緊の課題となる中で,新たな感染症(新興感染症)の脅威に立ち向かうためには,先進的な医学の発展だけではなく,感染症が人のみならず動物・環境とともにあるという「ワンヘルス」という概念も必要となります。また,先進国では既にコントロール可能となった再興感染症であっても,途上国ではいまだに制御が不十分であるため,これらの国々からの再侵入の可能性も常に存在しており,これも重要な課題の1つです。
 本センターでは,先進的な感染症に対する研究を推進するとともに,医学部関連講座と連携し,本学の特色として強化を図る計画です。特に,グローバルな視点からの海外渡航医療・医学や微生物ゲノム解析を研究領域としている点や,創薬までを含めた臨床研究と基礎研究を合わせて遂行できる点が本センターの特色の1つであり,全国に先駆けたモデルケースとなり得るものです。

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専任,兼担教員ら<br />(前列左から2番目)西園晃センター長,(左から3番目)山岡𠮷生副センター長
専任,兼担教員ら
(前列左から2番目)西園晃センター長,(左から3番目)山岡𠮷生副センター長