お知らせトピックス2023-083

大分上野丘高校と国東高校にて「宇宙出前講義」を実施しました

 大分大学は、大分県・京都大学との共催で、「宇宙医学」に関する出前講義を、大分県立大分上野丘高等学校(1月31日)、大分県立国東高等学校(2月1日)にて実施し、大分大学福祉健康科学部 徳丸治教授と京都大学宇宙総合学研究ユニット 寺田昌弘特定准教授が講演を行いました。
 大分空港は今後建設が計画されている民間宇宙ステーションからの有人宇宙船のアジアで唯一の着陸候補地となっており、大分県は「宇宙港大分」構想を推進しています。この講義はその取組の一環として行われたものです。
 宇宙飛行士や未来の宇宙渡航者は、無重力や高真空、宇宙放射線、閉鎖環境といった地上とは異なる宇宙環境にさらされます。宇宙環境は人体にどのような影響を与えるのか、健康をどのようにして守るのか、基礎研究と実運用の両面から講義が行われ、また、天文学や人工衛星、ロケット工学といった理工系だけでなく、人文系を含む幅広い分野の人材が宇宙開発に携わっていることを訴え、高校生のキャリア形成にも言及しました。

宇宙出前講義を行う徳丸先生
宇宙出前講義を行う徳丸先生