お知らせトピックス2024-002

工学研究科の衛藤路弘さんが日本放射線技術学会2023年度瀬木賞を受賞

 本学工学研究科博士後期課程の衛藤路弘さんを筆頭著者とする原著論文が「日本放射線技術学会 2023年度瀬木賞」を受賞しました。4月11日から14日にパシフィコ横浜で開催された「日本放射線技術学会第80回総会学術大会」において、講演及び表彰式が行われました。
 本賞は、日本放射線技術学会雑誌に投稿された原著論文から選考された最優秀論文で当学会において年に1名のみが受賞する大変名誉な賞です。

  • 受賞論文題目:深度計測センサ付きカメラと姿勢推定手法による撮影部位推定と最適撮影条件の自動設定の検討
 受賞論文は、人体の骨格を推定する深層学習モデルと深度カメラを組み合わせ、撮影部位の推定と被写体の厚みを取得することで、適正化されたX線撮影条件を提示するシステムを提案しています。本研究成果をX線装置に実装することで、X線撮影条件の自動設定の可能性が期待できます。また、X線撮影条件の設定ミスで生じる線量過多による被ばく線量の増大や線量不足による画質低下を防ぐことも期待できます。

表彰状
表彰状
瀬木賞メダル
瀬木賞メダル