お知らせ第114回学長記者会見

第114回学長記者会見

日時
2015-04-28
場所
大分県庁県政記者室
第114回学長記者会見

▲説明する川田准教授

主要情報

(事項1) 福祉健康科学部(仮称)及び教育学部(仮称)の入学者選抜における実施教科・科目等について(予告)

 本学では,平成28年4月に,福祉健康科学部(仮称)及び教育学部(仮称)の設置を目指して,文部科学省と協議を進めています。
 この改組計画では,教育福祉科学部の情報社会文化課程,人間福祉科学課程の学生募集を停止し,新たに福祉健康科学部(仮称)及び教育学部(仮称)の学生募集を行います。
 入学者選抜における学力検査実施教科・科目等(大学入試センター試験及び個別学力検査)については,別紙のとおりです。各教科の出題範囲,配点など詳細については,決定次第本学ホームページ等でお知らせします。
 なお,この計画は,文部科学省の設置申請(準備)中のため,学部・学科等の名称,募集人員,入学者選抜方法等については,あくまで予定であり,今後,変更することがあります。

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(事項2) 国立大学法人大分大学のガバナンス改革について

 平成26年2月12日 中央教育審議会大学分科会による「大学のガバナンス改革について」審議まとめ(以下,「審議まとめ」という。)が出され,同年6月27日に国立大学法人法の一部を改正する法律が,同年8月29日に国立大学法人法施行規則の一部を改正する省令が公布され,平成27年4月1日に施行されています。
 これらを受け,国立大学法人大分大学では以下の改革を行いました。

1 学長の任期,選考方法について
 任期については,審議まとめの中で「学長の任期について,各大学の中長期的なビジョンを踏まえながら,安定的なリーダーシップを発揮できるよう適した年数の任期を設定すべきである。」とされており,また,平成26年9月の「国立大学法人大分大学のこれからの在り方検討懇談会」(学長の諮問機関。構成は大分県内各界の有識者。)の第一次答申においても,同様の提言がなされました。
 本学においては,こうした提言を参考にし,学長の任期についての検討を進めた結果,別紙のとおり,任期を4年とし,再任可能と改正しました。
 また,学長の選考方法については,今回の国立大学法人法の改正が,学長を選考する組織として学長選考会議が設置された趣旨をより適切に実現し,より一層の主体性を促す観点から行われたことを踏まえ,本学においても,学長選考会議がその権限と責任において,主体的に選考する方法を検討した結果,別紙のとおり,これまで行ってきた学内構成員による意向調査は実施せず,プレゼンテーションや面接等で次期学長候補者を選考することとしました。

2 学部長等の選考について
 学部長等の選考については,これまで,教授会において選挙により学部長の選考を行い,その結果を受けて学長が任命していましたが,学長が,現在の学部長等に学部等の状況など意見を聴取した上で候補者を選考し,面談等を経て学長が学部長を任命することとしました。
 審議まとめや今回の法改正では,学長のリーダーシップが発揮できるガバナンス体制の構築が求められており,「国立大学法人大分大学のこれからの在り方検討懇談会」の第一次答申においても,学部長について「学長が自ら責任をもって指名すべき」との提言がなされました。本学においては,これらを踏まえ,学内で検討を重ね,別紙のとおり,選考方法について改正したものです。

参考資料

(事項3) 防災教材『おおいた減災かるた』を制作 学校・地域・ご家庭で,楽しみながら防災学習を!

 本学教育福祉科学部(川田研究室)の学生らが,子どもから大人までの幅広い世代が楽しみながら災害に関する知識や備えについて学ぶことができる防災教材『おおいた減災かるた』を制作しました。
 このかるたは,遊びを通じて大分県内で発生する可能性が高い災害について知り、災害に対する日ごろの備えや避難時に注意すべきことについて理解できる内容になっています。
 制作したかるたは大分県内の防災関係機関や学校等に配布しています。避難訓練などの防災イベントや防災教育の授業等でぜひご活用ください。
 読み札の内容は,教育福祉科学部・川田研究室(専門は住居学)の学生らが考案しました。イラスト・デザインは大分大学大学院教育学研究科(教科教育コース・美術専修)を2015年3月に修了した田邉寛佑さんが手がけています。制作にあたっては,本学工学部の小林祐司准教授(専門は都市計画・防災教育)の協力を得ました。  かるたには解説書が付いており、絵札が取られた後に解説を読み上げることで,災害や防災・減災に関するより詳しい内容を学ぶことができます。防災・減災をテーマにしたかるたは,様々な地域で自治体や防災関係機関,大学等が制作していますが,これまで大分県独自のものはありませんでした。大分県内で発生する可能性が高い地震や津波,豪雨,台風,火山噴火,土砂崩れ等を中心にとりあげ,解説に県内の過去の災害事例や予測などの情報を入れることで、災害をより身近な問題として考えてもらえるよう工夫しています。

※このかるたは,2014 年度大分大学学長裁量経費(社会連携プログラム)『持続的な防災教育・活動支援の展開によるレジリエンス強化2014』の助成により制作しました。

 かるたと解説書のデータは,『大分大学 地域安全・防災教育研究の推進と地域連携』(http://www.bousai.oita-u.ac.jp)ホームページの『プロジェクト(成果)』のページから、自由にダウンロードできます。プリンターで厚紙等に印刷してご活用ください。 かるたの貸出しをご希望の場合は,1.お名前 2.ご所属 3.ご連絡先(住所・電話番号・Eメールアドレス)4.利用日 5.利用目的 6.利用対象(おおまかな対象年齢と人数)を明記のうえ,ご依頼ください。

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(事項4) 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
      平成27年度「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」採択

 本学は,独立行政法人 科学技術振興機構(JST)平成27年度「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に申請し,採択されました。(公募数41件,採択数9件)
本学が実施するプログラム「母と娘への『ものづくり理系学部』からの招待状」は,ものづくり理工系分野から求められている理系女子大学院生の状況を,文理コース分けする前の女子高校生とそのお母さんの双方に理解してもらい,ものづくり理工系分野へ進学する女子生徒を増やす取り組みです。

 本学では,佐賀大学と連携するなど,以下の取り組みを予定しています。

1.女性活用を促進しているものづくり企業の女性役職者を講師としたキャリア開発講演会と座談会
2.女性土木技術者との座談会
■内容:もの作り企業や技術系の現場で成功した女性役職者から,実体験に基づく仕事に対する姿勢などを女子高校生と母親(保護者),指導教諭,女子大学生にお話していただき,講演のあと女性大学教員,女性大学生と一緒にグループワーク型の話し合いを行います。
■実施時期:12月~1月(予定)

3.出前型の男女共同参画入門講義,理系女性研究者との座談会
■内容:大分大学と佐賀大学が連携して福岡県ほかの進学校に出向き,母親(保護者)と娘そして進路指導の教諭に向けて,1.女性教員による男女共同参画論入門の講義,2.女性研究者による理系研究の魅力発信,3.就職担当の工学部男性教員による女子就職の変遷について高校1年生の文理コース分けの前までの時期に出前講義型講演会と座談会を行います。
■実施時期:6月~9月(予定)

4.大学の女性研究者と語ろう
■内容:大分大学,佐賀大学ともに,オープンキャンパスや学園祭など学内のイベントにおいて大学院女子学生や女性研究者との触れ合いの場を設けて,将来の女性研究者への誘いを行っています。この活動を継続し,理科系への進学の魅力を女子高校生へ解説します。
■実施時期:8月,11月(予定)

5.機械工学と電気工学の実験体験会と座談会
6.再生医療と工学の連携に触れよう
■内容:大分大学の機械系もの作り学科ではものづくりの楽しさと,デザインへの興味・関心を働きかけ3D-CADと3Dプリンタを組み合わせた実習体験を,大分大学の電気系ものづくり学科ではものづくりの楽しさと,電気工学への興味・関心を働きかけ電子ピアノの試作とパソコンで楽譜をプログラミングする実習体験を大分県の女子高校生と母親(保護者)を対象に行います。
■実施時期:12月(予定)

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その他の情報

(事項1) 「大分大学活き (いきいき) プロジェクト2014」 成果報告

 本学では,学生の企画・運営能力の向上,大学や地域社会の活性化を目的として,「大分大学活き2プロジェクト」を実施しています。このプロジェクトでは,学生らの発案に加え,地域社会の活性化をより効果的に推進するため,地域の皆さまの声をお聞きし,学生が企画・立案,事業実施までフォローする「地域ニーズ」カテゴリを設けています。
 この度,昨年度実施しましたプロジェクトの一部について,活動の模様を記録した動画を本学公式ホームページに掲載しました。学生の生き生きとした姿を是非ご覧ください。

http://www.he.oita-u.ac.jp/ogc/ikiiki/2014/



※「~郷土のお土産発掘大作戦~」は「地域ニーズ」カテゴリでの提案を受け,本学学生が実施したものです。

(事項2) 広報誌 「BUNDAI.OITA」 第43号発行

 本学で,広報資料として年3回発行しています大分大学広報誌「BUNDAI.OITA」の第43号が完成しました。
 平成27年3月発行の第43号は,平成28年度の設置を予定している福祉健康科学部(仮称)の紹介,各学部学生に聞いた生活スタイルや,おススメスポットの紹介などを掲載しています。

-43号の主な掲載内容-
・特集1 新入生歓迎特集 WELCOME to BUNDAI
・特集2 キャンパスレポーターが行く!研究室訪問
・INTERNATIONAL INTERACTION 世界とつながるBUNDAI
・分大どうぶつミュージアム

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(事項3) 医学部附属病院広報誌 「かけはし」 第61号発行

 本学医学部附属病院で,広報資料として年4回発行しています「かけはし」の第61号が完成しました。

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