お知らせ第115回学長記者会見

第115回学長会見

日時
2015-5-22
場所
大分県庁県政記者室
第115回学長会見

主要情報

(事項1)無煙環境推進士隊を結成!! ~真にスモ-クフリ-のキャンパスを目指して~

 5月31日は,世界保健機関(WHO)が世界中の国々に禁煙を呼びかける28回目の「世界禁煙デー」です。我が国でも,厚生労働省が,5月31日から6月6日を禁煙週間と定め,今年度は「2020年,スモークフリーの国を目指して ~東京オリンピック・パラリンピックへ向けて~」のテーマの下,様々な取り組みが実施されます。
 本学では,平成23年4月の全キャンパスにおける敷地内全面禁煙,平成24年4月の「大分大学禁煙推進宣言」の制定,タバコの有害性に関する正しい知識を得るための講演会の開催など,学内の無煙環境の構築に取り組んできました。
 また,これらの取り組みに加え,平成26年9月17日より,学長裁量経費を措置することで,学生及び教職員を対象とした無償の禁煙治療を実施し,これまでに学生40名,教職員11名が受診しています。しかしながら,未だに潜在的な禁煙治療可能者は存在しており,真にスモ-クフリ-のキャンパスを目指して,『無煙環境推進士隊』を結成することにしました。
 『無煙環境推進士隊』とは,学長特別補佐(禁煙推進担当),保健管理センター所長及び各部局の禁煙推進担当者で構成され,各学部の禁煙推進担当者は,それぞれの状況に応じ,喫煙者に対する禁煙治療の勧告や面談を行うなど,きめ細やかな禁煙活動を推進します。
 また,適宜開催する学長をトップとする全学禁煙推進担当者会議において,各学部の進捗状況や課題について話し合い,その結果を各学部にフィードバックすることで,全学をあげてスモ-クフリ-なキャンパスの実現化に向けたPDCAサイクルを強力に推し進め,学生・教職員全員が心地良く教育研究に専念できる環境の構築に取り組みます。

(事項2)サージカルラボ(SOLINE:ソーリン)6月25日オープン‐高い外科医療技術の教育と医療デバイス開発の拠点‐

 平成27年6月25日,本学医学部内に,高い外科医療技術の教育とともに医療デバイス開発の拠点として,サージカル・ラボセンター(SOLINE)が開設されます。
 このセンターは,実際の病院にある手術室が実物さながらにシミュレーションされており,内視鏡外科手術や心臓血管外科などの外科手術器具・機器が備えられ,ブタを用い全身麻酔下に,各領域の手術や内視鏡など外科医療技術の効率よい習得に利用することが目的です。また医療デバイス開発の過程における臨床応用のシミュレーションとしても本センターを利用する予定です。
 対象は,医学部の医学生・看護学生をはじめ,研修医や若手医師,看護師,臨床工学士,さらには,大学外の医療施設の医療従事者,デバイス開発に関わる企業の研究者も対象としています。本センターは,大分県全体の医療技術の向上と,大分発医療デバイスの開発を推進しうる拠点として,大いに期待が寄せられています。

【高い外科医療技術教育の機能】
本学のシームレスな医学教育プログラムの中で,医学部の学生教育の一環として,さらには附属病院の若手外科医,地域医療機関の外科医のキャリア形成のためのプログラムとして,本センターを用いて手術や外科医療技術の実習・教育を行なう予定です。安全・安心の手術を提供しうる医療人・医療チームの育成に重要な役割を担います。

【医療デバイス開発の拠点としての機能】
東九州メディカルバレーにおける産学共同研究開発や工学部との医工連携のために,新たに開発した器械やデバイスが生体内で正常に適切に作動するかなどの大動物を用いた実験が可能となります。

【本センターの名前の由来】
SOLINE(ソーリン):Surgical Operation Laboratory for Innovation and Education) (イノベーションと教育を目的とした外科医療技術ラボセンター) 医学部学生に公募した結果が採用されました。


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(事項3)学生が地域活性化を支援します。大分大学活き2プロジェクト 地域ニーズ及び一般審査員を募集!

 本学では,本学学生の企画・運営能力の向上,大学や地域社会の活性化を目的として,「大分大学活き²プロジェクト」を実施しています。
 本プロジェクトは,学生たちの発案を基本としていますが,地域社会の活性化をより効果的に推進するため,あらかじめ地域の皆さまの声をお聞きする「地域ニーズ」のカテゴリを設け,本学の学生に取り組んでほしい企画テーマを公募しています。
 また,審査においても地域の皆さまの声を反映するために,学生の提案企画を審査していただく一般審査員の方を募集しています。
 平成23年度から募集を開始した地域ニーズでは,これまで以下のご提案があり実践しました。



 平成26年度にご提案いただいた「2.郷土のお土産発掘大作戦」については,その活動風景を記録映像として公開していますので,ぜひご覧ください。


http://www.he.oita-u.ac.jp/ogc/ikiiki/2014/

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その他の情報

(事項1)第1回 医療機器ニーズ探索 交流会

 本学産学官連携推進機構では,東九州メディカルバレー構想推進事業として,医療施設見学・セミナー・企業のシーズ紹介・医療従事者のニーズ紹介や意見交換による医療従事者と企業人の交流を目的に医療機器ニーズ探索交流会を開催します。

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(事項2)大分大学文化会 交歓祭2015

 大分大学文化会では,6月14日,コンパルホールにおいて,大分大学文化会 交歓祭2015を開催します。
「交歓祭」とは,本学文化会の展示系・公演系サークルが一同に会し,演奏会・展示会を行うイベントです。
 入場料は無料となっており,当日は,アンケートに回答いただいた来場者を対象にした豪華景品が当たる抽選会やクイズラリーも開催されます。
 ご家族,ご友人などお誘いあわせの上,本学学生のサークル活動の成果をご覧ください。

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(事項3)医療機器開発 研修会

 本学産学官連携推進機構では,東九州メディカルバレー構想推進事業・国産医療機器創出促進基盤整備等事業として,医療機器開発へ参入を目指す企業研究者の方々を対象に研修会を開催します。

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(事項4)中小企業のためのイノベーション・マネジメント実践講座

 本学経済学部は,大分市産業活性化プラザの委託を受けて,平成19年より「中小企業のためのイノベーション・マネジメント講座」を開催しています。
 本講座は,地場企業の方,地域で起業を目指す市民に,「地域」で「中小・ベンチャー企業」が成長するために有効な「イノベーション・マネジメント手法」を提案することを目的としています。
 今年のテーマは,「地域一番」というイノベーション戦略とし,地域で大手に負けない「強い企業」となるために,「創意工夫」を超えた「実践的なイノベーション戦略」を提言します。
 本講座は,先端著名なマネジメント知識の提供を行うものではなく,様々な実際事例をもとに,受講者が自ら考え実際に企業現場で活用可能な方法を取得するための,実践的なマネジメント・プログラムの提供を行ないます。
 「使えない知識に意味は無い」が本講座のモットーであり,「先端」ではあるが「使える知識」の提供が本講座の目標です。

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